◆夫の不倫相手から電話「おばさん、早く別れて!」

「不安が最悪の形で的中しましたが妊娠を機に仕事を辞めていたため、シングルマザーの道を選ぶのは迷いがありました。それで離婚に踏み切れず、しばらく様子を見ることにしたんです」

 でも、このときは夫婦関係が一気に崩れてしまうことを恐れ、夫には不倫の事実をつかんだことは言いわなかったとか。それでも新婚時代のように積極的に話しかけ、食事にも彼の好物を入れたり、家の中でも身なりをキレイにするなど夫から再び自分に振り向いてもらえるように努力したそうです。

 そんな妻の変化に彼も少しずつ歩み寄りを見せましたが相変わらず“残業”や“出張”も多く、不倫相手との関係は続いていました。あくまで夫の良心に賭け、自ら関係を清算してくれることを望みましたが、ある日なんと彼の不倫相手から直接電話。自ら関係を暴露しただけではなく「おばさん、早く別れて!」と言われてしまいます。

 もはや自浄作用に期待するのは難しいと判断。しかし、こちらから不倫の事実を突きつける前に夫から離婚を迫られます。

「彼女が電話してきたことは知らなかったようなので事実は伏せましたが、試しに『他に女でもいるの?』と尋ねたら全力で否定。それどころか『そうやって疑うところが嫌なんだよ!』って。

そもそも彼を疑うような言動は恋人時代からしないように意識的に避けていたし、不倫がバレてないと思ったのか逆ギレする様子に怒りを通り越して呆(あき)れてしまいました」