「タルセンeラーニング」でIT人材に!就職活動も叶う?

MAPグループが2022年5月にリリースした「タルセンeラーニング」は就労移行支援事業所など、施設単位で提供している「障がい者向けの学習&就活ツール」です。

利用者(障がい者)は自身のアカウントにログインし、ExcelやITパスポート試験などDX(デジタルトランスフォーメーション)に必須の学習や試験対策講座、他にも就職活動に役立つビジネスマナーや面接のコツなど、さまざまな知識を動画形式で学ぶことができます。

クラウド形式のeラーニングなので、スマホやタブレットなど、いつでもどこでも学習が可能です。

【2022年版】障がい者の「働く」を叶える!おすすめサービス5選
(画像=『転職の地図』より引用)

学習だけではなく、プロフィールを見た企業人事担当者から「スカウト」が届く可能性もあり、就職へのきっかけを作る場にもなるというのが、本ツールの最大の特徴です。

スカウトが届くシステムでいわゆる「受け身スタイル」で就活ができるため、自分からアクションを起こす勇気が出ない障がい者の方にもおすすめです。

また、事業所・利用者は完全に無料でツールを使うことができるのも大きな魅力です。

利用料はもちろん、手数料や紹介料、教材費もかからないため、事業所のコスト削減にも。

最後に

欧米などでは近年、「障がい」という表現を使わず、「チャレンジド(挑戦する人)」と表現し、障がいを前向きに捉えています。

日本でも「害」という漢字を使わないなどの風潮は浸透してきているものの、手続きや記載上どうしても「障がい」というネガティブなイメージの言葉で表現せざるを得ない場面が多々あります。

しかし、「障がい」は視点を変えればその人の特性であり、個性とも言えます。

健常者と呼ばれる人を含め、人には誰にでも得意・不得意があります。ただ、障がいを持つ人はその程度が大きかったり、困り事が多かったりするだけで、「仕事を通して豊かな生活を送りたい」「社会の一員として認められたい」という気持ちは他の人たちと同じです。

障がいがある人と働く時には、ミスやできないことにばかりフォーカスしたり「障がい者」として一括りにせず、当事者であるその人としっかり向き合うことが大切です。

一口に「障がいを持っている」と言っても、得意・苦手なこと、スタンスや考え方は、人間ですからみんな一人一人違います。

障がいがある人もない人も、みんながお互いに「同じビジネスパーソン」としてリスペクトを持ち、苦手な部分をフォローし合うことができれば、社会はより豊かに、そしてイキイキと働ける人で溢れることでしょう。


提供・転職の地図

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