ケチといえば悪いイメージが浮かびます。しかし、裏を返せば「ムダなことにお金を使わない節約家」でもあり、一概に悪いとはいえません。ただ周囲がドン引きするような節約は問題です。そこでこの記事では5つのドン引きケチエピソードを紹介します。

食事会や飲み会で毎回財布を忘れるママ友

これまでに出会ったケチの中で最もドン引きしたのは、飲み会やランチ会などで毎回財布を忘れる人です。どのグループにも1人はそのような人がいましたが、最も印象に残っているのが3人の子どものママ友。親子4人でたらふく食べておきながら、会計時にはいつも「ごめ~ん、財布忘れちゃった」と言ってだれかに立て替えてもらうのです。

口では「あとで払うね~」と言うものの、立替分を請求すると「もう返したよね?」と渋い顔……平気でお金を踏み倒す常習者でした。やがてそのママ友は周囲から「お金に汚い人」認定され、だれもその人に近寄らなくなりました。

部長の家に呼ばれて手土産を持参しない男性

次は、上司の家に招待された際に手土産代を惜しんで婚約者を怒らせたケチの話です。

仕事はできるものの、筋金入りのケチの男性が婚約しました。お祝いとして部長が部内の人を自宅に呼び、自ら手料理をふるまってくれました。ところが主役の男性は手土産一つ持たずに上司の家を訪問。だれもが「ケチを通り越して非常識だ」とあきれはて、婚約者は非常に気まずそうでした。

男性が筋金入りのケチだと知らなかった婚約者は「上司は手土産を非常に嫌う人」という男性の言葉をうのみにしたようです。しかし、その1件で婚約者は激怒し男性は初めて自分が非常識なケチだと気づいて平謝り。その後許されて結婚できた男性は「許容レベルのケチ」になりました。

ご祝儀惜しさに結婚披露宴をドタキャンした女性

今度は、ご祝儀惜しさに結婚披露宴をドタキャンしたケチの話です。ある結婚披露宴に参列したとき、テーブルの一角が空席になっていました。そこには新婦の会社の同僚が座るはずでしたが、急な用事で欠席となったようです。しかし、後日その理由が以前から予定されていた子どもの学校行事であったことが判明してあ然。さらに「ご祝儀惜しさに欠席したらしい」と聞いて耳を疑いました。

しかし、それなら最初から「欠席」と返事すればよかったにもかかわらず、「出席」と返事して当日ドタキャン……ご祝儀も出さないのはあまりにも非常識すぎます。そのこともあってか欠席した人は「新婦に嫌がらせをした」といううわさを流され、ほどなく遠方に転勤しました。その真偽のほどは今も不明です。