こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。よく雑誌やメディアで耳にする「甘辛ミックスコーデ」。可愛い服とカッコいい服を合わせて、甘さ控えめにコーディネートされた着こなしは、大人の女性にこそ積極的に取り入れていただきたいスタイルです。
そんな甘辛ミックスコーデですが、時代と共に在り方が変わってきています。昔のままの甘辛ミックスコーデをしてしまうと一気にコーデ全体が古臭く見えるので要注意!そこで今回は、昔流行った甘辛ミックスと現代の甘辛ミックスの違いについて解説いたします。
昔の甘辛ミックスは、コンサバ×カジュアル
甘辛ミックスコーデ自体は2010年代から徐々に流行し始めてきました。それまで森ガール、女子アナコーデなどフェミニンスタイル一辺倒だったため、そこから「ピリッと辛さのあるクール系アイテムと可愛いアイテムを組み合わせるコーデが新鮮!」ということで流行りだしました。
なので、昔の甘辛ミックスコーデは以前の流行りの影響もあってギャザースカート、チュールスカートなどのコンサバ要素の強い甘めアイテムが主軸となっています。対するクール系アイテムの代表といえば当時はライダースジャケットがメインでした。無骨さのあるライダースに、甘くて可愛いスカートを合わせるスタイルは可愛い!と多くの反響を呼びました。
コーデ全体のテイストはカジュアル向け
また、インナーにはシンプルな白Tシャツやボーダートップス、足元はサンダルorブーティを合わせるなどコーデ全体のテイストはカジュアル向けにスタイリングするのが基本。可愛いアイテムとクールなアイテムを組み合わせたカジュアルコーデ。これが、昔の甘辛ミックスコーデの特徴です。
現代の甘辛ミックスは、スポーティ×キレイめ
現代の甘辛ミックスコーデが昔の甘辛ミックスコーデと大きく違う点は、スポーツアイテムもしくはモード系アイテムを取り入れていることです。
例えば、パーカー×スカート、ワンピース×スニーカーなどの甘めアイテム×スポーツコーデも今っぽい甘辛ミックスコーデのひとつです。
そしてもう一つの主流が、ロングジレ×プリーツスカート、フリルブラウス×黒パンツなどシンプルでマニッシュな服と上品な服を組み合わせる甘辛ミックスコーデ。