4.国立西洋美術館(東京)

1959年(昭和34年)に完成した、緑豊かな上野恩賜公園にある美術館。日本で唯一のル・コルビュジエの建築で、2016年7月、東京”都心”でははじめてとなる世界遺産に登録されました。

単独での登録ではなく世界遺産「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の一部としての登録で、ドイツ、フランス、アルゼンチン、ベルギー、インド、スイス、そして日本の7カ国に造られた建築作品がまとめて世界遺産リストに登録されています。このように大陸をまたいでの世界遺産登録ははじめてのことです。

天井

館内に入ってみると、一階部分を柱だけが支える「ピロティ」や、自然光がホールに取り込まれる構造となっている天井に配した三角窓など、現代建築に大きな影響を与えた構造を見ることができます。

西洋美術館のコレクションは、主に中世末期から20世紀初頭にかけての西洋絵画と、フランス近代彫刻作品が中心で、所蔵数はおよそ6,000点(2019年7月現在)を数えます。所蔵作品のなかには、モネの『睡蓮』、ロダンの『考える人』など、世界的に知られた作品も含まれています。

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国立西洋美術館

5.富山市ガラス美術館(富山)

photo by Ayako Kogaさん

世界的な建築家である隈研吾氏が設計した「TOYAMAキラリ」内にある「富山市ガラス美術館」。木のあたたかみを感じるTOYAMAキラリの館内は、2〜6階まで吹き抜けでとても開放的な空間です。

photo by たかひろ301さん

ガラス美術館は常設展示が6階、企画展が3階〜5階にあるギャラリーを利用して行われています。常設展示では現代ガラス美術の第一人者であるデイル・チフーリ氏の工房が制作する芸術作品や、日本を代表するガラス作家の作品を展示。2階にはミュージアムショップや和カフェもあります。

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富山市ガラス美術館

6.国立新美術館(東京)

photo by じぇるんさん

日本最大級の展示スペースを誇る美術館。曲線を描くガラス張りの外観が印象的な建物は黒川紀章氏による設計で、日本で5館目の国立美術館として平成19年(2007年)に開館しました。

国立新美術館3Fから、円錐の建物の上にある2Fカフェ「サロン・ド・テロンド」を見下ろした様子

アート鑑賞はもちろんのこと、注目はセンスのいいミュージアムショップやレストラン、そしてカフェです。館内にある3つのカフェのうち「サロン・ド・テ ロンド」は、逆円錐形の形をした建物の上にあり、まさに”天空カフェ”。ケーキとドリンクのセットをゆっくり味わえば、至福のひとときとなることでしょう。

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国立新美術館