テレワークのセキュリティ対策8選

テレワークでのセキュリティ対策8選!4つのトラブル事例も紹介
(画像=『Rolmy』より引用)

テレワークのときにできるセキュリティ対策として、以下の8つを紹介します。
どの方法も、パソコンや情報保護のために必要なものであるため、1つずつ実行してください。

1.セキュリティソフトをインストールする

テレワークで使用しているパソコンには、必ずセキュリティソフトをインストールしてください。
危険性の高いWebサイトやファイルなどを開こうとする際、事前に教えてくれることでウイルス感染を未然に防ぐことが可能です。

例えば「ウイルスバスター クラウド」や「ノートン」、「ESET」などが定番セキュリティソフトです。
また、セキュリティソフトをインストールするだけでなく、常に最新バージョンに更新することが重要です。

テレワークで仕事している場合は、必ずセキュリティソフトを入れてパソコンを守りましょう。

2.パスワードを使い回さない

仕事上で使用するパスワードは、同じものを使い回さないようにしましょう。
万が一、1つのWebサイトやファイルなどでパスワードを抜き取られた場合、他のものでも同じパスワードを設定していると、芋づる式に情報漏洩してしまいます。

全く同じパスワードでないとしても、1か所のみ変える方法だとセキュリティが万全とは言えません。
大英字や小英字、数字、記号を混ぜてなるべく長い文字数に設定してください。

心配な場合は、定期的にパスワードを変更するのもおすすめです。
パスワードの特定によって情報が漏れないよう、使い回しを避けてください。

3.大事なデータは暗号化して保存する

大事な仕事のデータは、暗号化して保存すると安全です。
暗号化せずに保存すると、外部から不正アクセスされた際に情報が漏れてしまいます。

データを暗号化するには、例えば「セキュリティ・ウェアハウス」や「DataClasys」などのような、暗号化ソフトをインストールする方法があります。

中にはパソコンのデータだけでなく、外付けのHDD・SSDやメールなどのデータも暗号化できるソフトもあり、より安全に保存することが可能です。

不正アクセスされたら困るデータは、暗号化して保存しましょう。

4.なるべく自宅以外で仕事しない

テレワークをしているときは、なるべく自宅以外で仕事しないようにしましょう。
なぜなら、他人に覗き見されたり店舗の無料Wi-Fiを使ったりすることで、仕事の情報が外に漏れてしまう危険があるためです。

外出先で仕事する場合は、覗き見防止としてパソコンの画面にフィルターを貼るのをおすすめします。
また、公共の無料Wi-Fiではなく、個人用のモバイルWi-Fiを使用すると安心です。

テレワークでは、できる限り自宅で仕事しましょう。

5.自宅のWi-Fiのパスワードを変更する

自宅のWi-Fiのパスワードは、初期設定から変更する必要があります。
変更しないまま使用し続けると、情報を抜き取られる恐れがあるためです。

ルーター本体のパスワードは大英字や小英字、数字、記号などを混ぜて8文字以上に設定しましょう。
ルーター本体だけでなく、管理画面のパスワードも強力にする必要があるため、ルーター本体のパスワードと同様に変更してください。

自宅のWi-Fiは、自分で設定したパスワードで利用しましょう。

6.怪しいメールのURLをクリックしない

身に覚えのないメールが届いた場合、不用意にURLを押さないようにしてください。
なぜなら、偽サイトに誘導して個人情報などを抜き取ろうとする「フィッシング詐欺」の可能性が高いためです。

宅配業者や銀行などの業者からメールが届いた場合、メールのURLをクリックするのではなく、公式サイトを直接検索してアクセスすると安全に利用できます。

プライベートだけでなく、テレワークでも怪しいメールのURLをクリックしないように注意してください。

7.トラブルに備えて担当者の連絡先を確認しておく

万が一、テレワーク中にマルウェア感染などの被害を受けた場合、社内の誰に連絡すべきなのか確認しておきましょう。

トラブルがあった場合でも、速やかに連絡することで被害を最小限に抑えられる可能性があります。
テレワーク導入を担当者が社内にいる場合は、その方の連絡先を控えておきましょう。

もし担当者が不明な場合は、上司などに確認するのがおすすめです。
セキュリティ対策していてもトラブルが発生することも考えられるため、緊急時に報告するべき人の連絡先を確認しておいてください。

8.出社するときは事前にウイルスチェックする

テレワーク中に出社する用事がある場合は、事前にセキュリティソフトでウイルスチェックを行いましょう。
自宅でウイルス感染していたことに気付かずに会社で使用すると、会社のネット回線にも感染が広がり、取り返しが付かなくなります。

自宅でウイルスチェックするには、セキュリティソフトを開いて「スキャン」をクリックすると開始されます。
少し待つと、ウイルスの脅威の個数について結果が表示されるため、0個になっていることを確認してください。

テレワークのときと同じパソコンを会社で使う場合、事前に自宅でウイルスチェックしましょう。