テレワークでは、自分でパソコンやデータのセキュリティ対策を行う必要があります。なぜならセキュリティ性が低いと、マルウェア感染したり情報が漏れたりするためです。この記事では「テレワークによる4つのトラブル事例」と「セキュリティ対策8つ」について解説します。

テレワークによる4つのトラブル事例

テレワークでのセキュリティ対策8選!4つのトラブル事例も紹介
(画像=『Rolmy』より引用)

テレワークによって起こりやすいトラブルは、主に4つあります。
該当するものが1つでもあると、マルウェア感染や情報漏洩などの危険性があるため注意してください。

1.パソコンがマルウェア感染する

テレワークで使用しているパソコンがマルウェア感染すると、トラブルが起きます。
これは不正なWebサイトやファイル、アプリなどをクリックすると、マルウェアに感染する仕組みです。

マルウェアには「ウイルス」「スパイウェア」などの種類があり、情報漏洩したりデータが書き換えられたりします。
セキュリティソフトのインストールが必要ですが、最新バージョンへの更新を忘れているとマルウェア感染を防げなくなります。

マルウェアに感染すると、テレワーク用のパソコンが危険にさらされるため、対策する必要があります。

2.自宅のWi-Fiから情報を抜き取られる

自宅で使用しているWi-Fiから、情報を抜き取られる危険があります。
セキュリティ対策していないと、自宅周辺であればWi-Fiの電波を拾えてしまうためです。

例えば、Wi-Fiを接続する際のIDとパスワードが初期設定のままだと、安全性が低くなります。
また、ルーターの管理画面のパスワードが解読されやすいものだと、Wi-Fiの設定を書き換えられて自分が使用できなくなります。

自宅のWi-Fiのセキュリティ対策をしていないと、情報が漏れてしまうため注意しなければいけません。

3.公共の無料Wi-Fiによって情報を傍受される

カフェやショッピングモールなど、公共施設にあるWi-Fiを利用して仕事すると、情報を傍受される恐れがあるため注意が必要です。

公共のWi-Fiはセキュリティ対策が十分でないものもあり、仕事の情報だけでなく個人のクレジットカード情報などが漏れる場合もあります。

例えば、パスワードの入力が不要なものは暗号化されていないため、セキュリティがとても低いです。
一方、パスワードの設定がされていても万人が入力できるシステムになっていることが多いため、悪用される危険性はパスワードの入力不要なWi-Fiと大差ありません。

外出先にある無料Wi-Fiは便利ですが、セキュリティ面が脆弱な場合があるため注意しましょう。

4.フィッシング詐欺による情報漏洩

フィッシング詐欺にかかってしまうと、仕事の情報が漏れてしまいます。
詐欺だと気付かれないように偽サイトを作成し、個人情報などを抜き取ろうとするためです。

フィッシング詐欺の手口は、宅配業者や銀行などを装って本物に酷似したサイトに誘導し、パスワードや口座番号、クレジットカード情報を入力させようとします。

個人情報を求める内容のメールが届いたら、フィッシング詐欺の可能性があります。