多くの観光客が国内外から訪れる「小樽雪あかりの路」。毎年バレンタイン時期に開催されることもあり、キャンドルが街中に灯される時間ともなればとてもロマンチックな雰囲気に包まれます。まだ訪れたことがない人も、何度も訪れたことがある人も、せっかくなので小樽に一泊してイベントを満喫してみませんか?会場まで歩いて行ける小樽の代表的な3つのホテルをタイプ別に詳しく紹介するので、宿選びの参考にしてみてください!
「小樽雪あかりの路」を知っていますか?
今や冬の風物詩として北海道を代表するイベントにまで成長した小樽雪あかりの路(みち)。名前に「路」という文字が使われているとおり、もともとは旧手宮(てみや)線という名の廃線跡地にキャンドルを灯したり、小樽運河にガラスの浮き玉を浮かべて観光客を出迎えるなど、観光客の足下を照らすほのぼのとしたイベントでした。
回を重ねるごとにそのおもてなしの心は市内全域へと広まっていき、商店街や天狗山、朝里川温泉など街中が会場となっていきました。大きなステージや巨大な雪像などがある、いわゆる「雪祭り」とは一線を画す、小樽ならではのイベントです。
このイベントに欠かせないのがボランティアの存在。街を彩る雪のオブジェや氷のキャンドルなどは、すべてがボランティアによる手作りです。また、手持ちのデジカメやスマートホンで記念撮影をしてくれたり、体が温まるようにと配られる焼き餅の振る舞いなども無料で行ってくれています。
そんな幻想的で素敵なイベントを夕暮れ時から訪れて終電の時間を気にしたり、高速道路の混雑を気にして早めに帰ってしまうのはもったいない!小樽市内に一泊してゆっくり楽しみたいという方のために、代表的なホテルを3つのタイプに分けてご紹介します。
①運河近くのホテルでとことんイベントを満喫したいなら!
- 荷物がたくさんあるのでとにかくまずはチェックインしたい
- 昼の運河も夜の運河もとことん満喫したい
- せっかく泊まるなら温泉でゆっくりしたい
- 小さな子供がいるのでゆっくり寛げる和室がいい
- 女性同士で行くのでエステもしたい
- 翌日のチェックアウト後も運河周辺の観光スポットを散策したい
こんな方にオススメするのは…
運河の宿 おたる ふる川
「運河の宿 おたる ふる川」は、その名のとおり小樽運河と向き合うように建っているハイクラスの宿です。料金設定は高めですが、部屋によっては窓から運河を眺めることも。檜風呂付客室や温泉付客室など、贅沢なお部屋も用意されています。
客室は洋室だけではなく広々とした和室も。小さいお子様のいる家族連れもゆっくり寛ぐことができます。全体的にレトロでノスタルジックな雰囲気漂う内装も素敵です。
温泉大浴場は、蔵を思わせる「壱の湯」の内風呂・露天風呂、檜造り「弐の湯」の内風呂・露天風呂のほか、予約制の貸切温泉もあるので、カップルや夫婦でのんびりと寛ぐことができます。壱の湯・弐の湯は朝晩で男女入替制となっています。
気になる食事は小樽近郊の食材をふんだんに使用した豪華なオリジナル料理。朝夕とも2Fにある食事処でいただきます。椅子席のほか小上がりもあり、椅子席の一部は運河の方を向いているので、部屋の向きがシティービューだった方でも運河を眺めることができます。
朝食は和洋バイキングになりますが、目の前で焼く「焼きたてパン」が大人気。パンが焼ける甘い香りがたまりません!
「運河の宿 おたる ふる川」では冬期間、無料ポーターサービスを行っています。JR小樽駅まで荷物をピックアップしに行ってくれるサービスです。宿に到着時刻を伝えておけば荷物だけをホテルまで運んでくれるので、着いてすぐにイベント会場へ足を運ぶことができます。
運河の真向かいなので、昼の運河を見て少し部屋で温まってからもう一度夜のライトアップを見に行くなど、観光スタイルも自由自在。温泉やエステを楽しみながら一泊した翌日のチェックアウト後も、車は14時まで、スーツケースなどの荷物は何時まででも預かってくれるので、身軽に観光スポットへ足を運ぶことができます。
これだけ充実したサービスが揃っているので、予約をとるのが難しいのが難点。3ヶ月以上前からの予約を検討するか、直前のキャンセル待ちをするか、もしくは「小樽雪あかりの路」が始まる前のライトアップイベント小樽ゆき物語〈2018年11月1日(木)〜2019年2月17日(日)〉でも美しい運河のライトアップが楽しめるので、そちらに焦点を当てると良いでしょう。
ちなみにこちらの宿は夏もオススメです!運河周辺を散策する際に利用できる色とりどりの浴衣や自転車のレンタルサービスを行っています(有料)。詳しくはHPでご確認ください。
客室:全38室
駐車場:有(500円/日)