依然として、世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスですが、その新型コロナウイルスの観点から世界で最も安全な国を導き出すランキングが、アメリカの大手通信情報サービスの会社であるBloomberg(ブルームバーグ)から、発表されていることをご存じですか?今回は、このランキングで日本はどのくらいの順位に位置付けているのか、最も安全な国はどこなのかを見てみましょう。
COVID耐性ランキングとは?
「Covid Resilience Ranking(COVID耐性ランキング)」は、ブルームバーグが2020年11月から、毎月発表しているランキングです。53ヵ国を対象に、新型コロナウイルスの封じ込め状況や医療の質、予防接種状況、死亡率などの12項目を指標化しランキングを作成しています。
ランキング上位の国は、新型コロナウイルスが効果的に処理され、社会的にも経済的にも混乱が少ない国という意味になります。
気になる日本の順位は?
最新のCOVID耐性ランキングは、日本時間における2021年9月28日に発表され、日本の順位は29位でした。2021年4月の日本の順位は7位でしたが、感染者の増加やワクチン接種の遅れによって5月では14位、6月は23位と下降傾向にあります。
コロナ禍で最も安全な国はアイルランド!
今回の調査による最も安全な国はアイルランドです。第2位がスペイン、第3位がオランダという結果でした。前回1位のノルウェーは10位へ後退しています。
アイルランドは2021年前半より着実に順位を上げ、今回の結果にいたりました。第1位となった背景には、成人人口の90%以上が新型コロナワクチンを2回接種を済ませたことが要因のひとつといえるでしょう。
コロナ禍における安全な国は常に変化
世界を見渡せば、ワクチン接種が進んでいない地域やロックダウンによって経済活動がストップし、大きな打撃を受けている地域もあります。国によって情勢が刻々と変化するために、COVID耐性ランキングによる「世界で最も安全な国」は常に変化していくことでしょう。
ひとつの指標として、次回のランキングではどの国がトップになっているのか、ぜひチェックしてみてください。
文・山村望愛
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