国内のみならず、海外まで活動の幅を広げている小栗旬さん。原作との差異に批判が起きがちな実写化作品でもキャラクター通りに演じ人気を得ています。小栗旬さんの多彩な面は、ドラマでも存分に活かされてきました。今回は小栗旬さんのおすすめ出演ドラマを一挙ご紹介です!

小栗旬のプロフィール

名前:小栗旬(おぐり・しゅん)
生年月日:1982年12月26日(2019年現在36歳)
血液型:O型
出身地:東京都
身長:184cm
所属:トライストーン・エンタテイメント

今や、日本の俳優界には欠かせない人物である小栗旬さん。芸能界に入るきっかけは、女優の内田有紀さんに憧れたからというなんとも可愛らしい理由をお持ちです。デビュー当初から、与えられた役には丸ごと憑依してしまう、ジャンルに囚われない演技をこなしてきました。

ではさっそく、小栗旬さんの珠玉のドラマ作品をご紹介していきしょう。

小栗旬といえば刑事役?刑事ものドラマ3タイトル紹介

小栗旬さんといえば、ビシッと決めたスーツ姿にニヒルな微笑みといった姿を彷彿とさせる方も多いのではないでしょうか?刑事役にはかなり定評のある小栗旬さん。ここからは、選りすぐりの3タイトルをご紹介です。

「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(2017年)

まずは、西島秀俊さんとの共演が話題となった、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」です。テロリストやスパイといった、国家を揺るがす凶悪犯の悪事を暴く、警視庁の特捜班を舞台とした本作品。

主演の小栗旬さんが演じた巡査部長・稲見朗は、一見軽薄に見えつつも実は後ろ暗い過去を持つという難しい役どころ。悪に立ち向かうためには手段を選ばない、息を呑む派手なアクションシーンも見ものでした!

緊迫したシーンが続くドラマでしたが、現場では共演者と共におちゃめな一面をみせていたという小栗旬さん。新人で緊張している共演者にも、優しくアドバイスをしていたようです。主演らしい頼りになる姿には、男女問わず思わず惚れ惚れしてしまったことでしょう!

クライシスの主題歌アーティスト『Beverly』との共演は小栗旬のラブコールで実現!

物語を盛り上げる主題歌は、ハイトーンが持ち味のフィリピン出身歌手・Beverlyさんの「I need your lover」。突然の抜擢に一番驚いたのはBeverlyさんご本人。なんと、Beverlyさんのライブをみて感銘を受けた小栗旬さんご自身からのラブコールで実現しました!

ちなみに、Beverlyさんは挿入歌「Empty」も担当。Beverlyさんに対し、小栗旬さんは「いつも応援してます」と声をかけてくれるそうです。なんとも素敵なエピソードです。

「BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」(2014年)

続いては、小栗旬さんが主演・石川安吾役を務めた「BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係」。頭に銃撃を受けたことから死者の声を聞く能力を得た刑事・石川が正義や死と立ち向かうストーリーです。

被害者の気持ちが誰よりもわかるため正義と悪の狭間で苦しむという役どころを見事演じきった小栗旬さん。本作品は人気からスペシャルドラマ「BORDER 贖罪」も制作されました。

小栗旬さんは、撮影中は減量にも取り組み、徹底的に石川安吾という役を作り上げていました。だからこそ、精神的に追い込まれていく役柄上、続編が決まった際には、中々複雑な胸中だったそうです。

「東京DOGS」(2009年)

当時、恋愛モノが定番だった月9枠では異例だった刑事ドラマ「東京DOGS」。これまで平凡な青年や2枚目、不良役の印象が強かっただけに、本作品での小栗旬さんの刑事役は新境地でした。

小栗旬さんが演じたのは、主演の高倉奏役。父親を殺した犯人を追って刑事になった青年という、これまた暗い過去を背負った役柄でした。父の無念を晴らそうと渡米した高倉は作戦に失敗、日本に帰国したところで水島ヒロさん演じる工藤マルオとバディを組む事に。

帰国後の高倉の使命は、吉高由里子さん演じる記憶喪失の女性・松永由岐の警護。事件のキーパーソンとなる彼女の秘密や事件の真相に、視聴者は手に汗握ったことでしょう。正反対の高倉とマルオのドタバタバディも、視聴者から大きな支持を得ました!

【主演】小栗旬の主演ドラマ一覧|タイトル一挙紹介

ここまで、小栗旬さんの役柄の中でも特に人気の高い刑事モノをご紹介してきました!ここからは、ジャンルに囚われない、小栗旬さんの高い演技力が感じられる主演ドラマを一挙ご紹介です。

「二つの祖国」(2019年)

テレビ東京開局55周年に制作されたスペシャルドラマ「二つの祖国」。舞台は、第二次世界大戦前から後に至るまでの日本とアメリカ。小栗旬さんは、激動の時代の両国を取り持とうと奮起した日系二世の記者・天羽賢治役を演じました。

天羽の恋のライバル役にはムロツヨシさんということも話題となった本作品。東京裁判のシーンでは東条英機役にビートたけしさん、大川周明役には笑福亭鶴瓶さんといったお笑い界の大物も。その他豪華キャストも大きな話題となりました!

「ウロボロス〜この愛こそ、正義。」(2015年)

孤児である龍崎イクオと段野竜哉が、最愛の人を殺された復讐に挑むストーリーの本作品。小栗旬さんは段野竜哉役を演じました。実は、龍崎イクオを演じた生田斗真さんは、原作の漫画が発売された頃から段野竜哉役は小栗旬さんしかいない!と思っていたそうです。

そうした願いから、小栗旬さん自身にも原作を自ら手渡していたという生田斗真さん。そのため、念願叶ってドラマのオファーが来た際には、驚きと共に大変喜んだというエピソードがあります。

「信長協奏曲」(2014年)

月9初の時代劇、ドラマ終了直後の映画化決定と異例ずくめだった「信長協奏曲」。その上、男子高校生の主人公・サブローを演じた小栗旬さんは当時既に30歳を超えていたことも大いに話題となりました。

平凡な男子高校生・サブローがひょんなことから戦国時代にタイムスリップ、出会った織田信長と瓜二つだったことから、サブロー自身が織田信長として振舞うことになってしまうというストーリーの本作品。

織田信長の周辺キャストには、信長の正室・帰蝶役に柴咲コウさん、羽柴秀吉役には山田孝之さん、前田利家役には藤ヶ谷太輔さんと豪華すぎる面子。主題歌のMr.Childrenの「足音~Be Strong~」も大いにドラマを盛り上げ、一大ブームとなりました!

「世にも奇妙な物語」'13 春の特別編「AIRドクター」(2013年)

ホノルル行きの飛行機内で、突然一人の男性が倒れるという緊急事態から始まる本作品。小栗旬さんが演じたのは、緊急事態に医者として現れる自称外科医の男・桐原亨。しかし、桐原は実はただの医師に憧れる一端の医学生だったのです。

桐原に連なって登場する人物のほとんども、実は見かけだけの嘘つき人間たち。男性の命は?そして、乗客たちの嘘つきの背景には何が?といった、まさに「世にも奇妙な物語」らしさが全開のストーリでした。

「リッチマン、プアウーマン」(2012年)

ベンチャーIT企業社長と高学歴にもかかわらず就活難にあえぐ女子大生という、月9史上最もちぐはぐともいえるコンビの異色ラブストーリー「リッチマン、プアウーマン」。

小栗旬さんが演じたのは、若くしてIT企業社長になりあがった日向徹役。カリスマと持て囃される一方、極度の人間不信というかなりのクセもの。石原さとみさん演じる、がけっぷち就職難女子大生は、当時の日本社会をリアルに映す役柄。

ありきたりなラブストーリーではなく、日本社会の深刻な現状をもうまく絡めた人間ドラマは大いなる共感を呼びました。二人の恋の行方は、スペシャル版でも放送されるほどの好評を博しました!

「獣医ドリトル」(2010年)

鳥取病院の院長で獣医の鳥取健一、通称ドリトル役を演じた小栗旬さん。人間には少々冷たいところはあるものの、病院を訪れる動物たちには一流の腕前で誠意を尽くす姿は、毎話ごとに視聴者の胸を打ちました。

大人気ドラマ「花より男子」以来となる、井上真央さんとの共演も当時話題となった作品です。

夢をかなえるゾウ(2008年)

2007年に刊行され、一大ベストセラーとなった本「夢をかなえるゾウ」をドラマ化した、本作品。どこにでもいる普通のサラリーマンが、ある日突然自称神様のガネーシャに出会う事で、平凡な日常を変えていこうと奮起するストーリーとなっています。

ドラマでは、何事も三日坊主で続かない平凡なサラリーマン・野上耕平を演じた小栗旬さん。ガネーシャを通じ、何事も日々実践していくことが大切だということを学んでいく姿が印象的でした。

ガネーシャを演じたのは、俳優の古田新太さんという、まさかのキャスティング。水川あさみさん主演「女の幸せ」編も制作され、そちらの第一話にも小栗旬さんは出演しています。

「貧乏男子 ボンビーメン」(2008年)

こちらは、小栗旬さんにとって見事連続ドラマの初主演となった作品。小栗旬さん演じる、超お人よしがゆえに借金苦に悩む大学生・小山一美をとりまく、それぞれ複雑な事情を抱え借金をするもたくましく生きる人々との交流を描いたストーリーです。

そうした登場人物のうちの一人には、現在の奥様である山田優さんの姿も!その他の共演者には、ブレイク前の三浦春馬さん、仲里依紗さんといった若手の活躍が目覚ましいドラマでした。

名探偵コナン10周年ドラマスペシャル

原作漫画やアニメも長きに渡って多くのファンから愛されている、「名探偵コナン」。テレビアニメの10周年企画として制作されたのが、こちらのスペシャルドラマです。

工藤新一役を演じた小栗旬さんは、「工藤新一への挑戦状」「工藤新一の復活」と二作連続で主演を務めました。共演には毛利蘭役に黒川智花さん、毛利小五郎には陣内孝則さんというキャスト陣。制服姿の小栗旬さんは、今としては中々レアでしょう!