次は犬が飼い主以外の人に噛みついてしまう場合を考えてみましょう。
- 不意におどかされた時
(ぐっすり眠っていたところを不意に起こされたり、いきなり自分に見えない頭や背中をさわられた時) - 食事をしていたり、オモチャで遊んでいて、食物やオモチャをとられそうになった時
(または取られると犬が思い違いをした時) - 見知らぬ人が無理に、しかも急に近づいてきた時
この様な行動をされると、誰でも嫌な、そして不安な気持ちになるでしょう?
しかし、人間の立場から考えると、このようなことも全く悪意が無く、むしろ
- 『眠っている犬があまりに可愛かったのでさわった』
- 『食器の位置をなおしてあげようとした』
- 『食器からこぼれているフードを拾おうとした』
- 『犬と友達になりたくて近寄った』
といったケースが多くあります。
まず、飼い主がいきなり頭の上から犬を撫でます。
体は急におおいかぶさるようにしますが、手はあくまで優しく撫でます。
飼い主以外の他の人にも、犬をさわってもらいましょう。
はじめは知り合いの人に頭の上から好物の食べ物を与えてもらいます。
いきなり頭の上から手がおりてきても、怖くないことを教えます。
犬が頭の上からおりてくる手に慣れたら、顔や体も撫でてもらいます。
飼い主以外の人や、子供に対して、いきなりさわったり、
頭を撫でにいったりしないよう指導することも大切ですが、
急にさわられても平気でいられる犬に育てることも大切です。
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