誰でも簡単に作れます。
夏らしいおしゃれな人気メニューとして話題になっているのが、「桃モッツァレラ」。InstagramやTwitterなどのSNSやレシピサイトでも「疲れが癒される」、「ワインに合う」「びっくりするほど美味しい」と大絶賛されるなど、今シーズンに確かな盛り上がりを見せています。
確かにビジュアル、色合いを取ってみてもみずみずしいシズル感がありますよね。見るだけでうっとりしてしまいますが、作り方を見てみると、ワインビネガー、レモンピール、ミント……、なんだか難しそうに感じてしまう人は少なくないはず。しかし、もっとシンプルに作っても感動級の仕上がりになるということをお伝えしたいのです!
そこで今回は、誰でも気軽に無理なく作れる「桃モッツァレラ」の作り方を、“3つの安心ポイント”にまとめてご案内してみたいと思います。
1.高級桃じゃなくて大丈夫!
まずは、主役となる「桃」について。気合いを入れて高級な大玉タイプをそろえるとなると、気軽さがダウンしてしまいがちです。私は実際に試してみましたが、小ぶりの桃や傷アリのお買い得品でも十分であることがわかりました。
むしろ大事なことは、「完熟」の状態にすること。香りと甘さがとろけ出す濃密なジューシーさがおいしさのポイントになります。
また、白桃以外に黄桃、ネクタリン、桃缶詰でも違った味わいが楽しめます。ここでは白桃とネクタリンの掛け合わせである「ワッサー(長野県ならではの交配品種)」で作ってみました。
2.高級モッツァレラじゃなくても大丈夫!
もう一つの主役である「モッツァレラチーズ」は、イタリア原産のフレッシュチーズ。モチモチとした食感が特徴で、桃モッツァレラを作る際には手でちぎってトッピングをすればバッチリです。
ちなみにこのチーズ、もともとは水牛の乳から作られるのですが、日本でリーズナブルな価格で購入できるのは牛乳から作られているため、高級品と比べると風味が異なります。こだわりたい人はぜひ、水牛モッツァレラを試してみてください。
そしてもう一つの提案は、他のフレッシュチーズを合わせるというアイディア。例えばモッツァレラの食感が苦手という人には、「リコッタチーズ」をお試しいただきたいのです。じつはリコッタチーズのほうが個人的には好みで、日ごろから良く作る組み合わせです。