お笑い・土佐兄弟も失態。“浜ちゃんの炎上”を知らなかった?
「SUMMER SONIC 2022」では、ミュージシャンによる外国人やジェンダーに対する配慮の低さが露呈した。ただ、最近はお笑い芸人が投稿した動画も物議を醸している。
YouTubeやTikTokで人気を博しているお笑いコンビ・土佐兄弟はYouTubeに8月11日、「高校生あるある」のネタとして「英語できないハーフ」といった内容のイジり動画を投稿。“ハーフ”を演じた有輝は金髪、鼻の高さを強調するメイクをした“ステレオタイプな外国人”の容姿で、「見た目は外国人なのに英語ができない」という振る舞いを披露した。
一応、“お笑い芸人が外国人の容姿を真似た”として炎上したケースでいうと、2017年大晦日に放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)で、浜田雅功がエディー・マーフィー主演の映画『ビバリーヒルズ・コップ』を再現するために黒塗りの顔で登場したことが挙げられる。こちらは海外メディアでも取り上げられ、きわめて侮辱的な表現であると国内に留まらない批判を集めた。
浜田の件がこれだけの大騒動になったにもかかわらず、土佐兄弟の動画で誰も制作・投稿を止めなかったことには驚きだ。
ちなみに、批判を受けて当該動画は視聴できなくなったが、現在まで説明も謝罪も出されていない。“ただ動画を見られなくしただけ”という雑な対応もさることながら、外国語を話せずに苦しんだ経験を持つミックスルーツの方や外国人からの悲痛な叫びもSNSには寄せられたことも相まって、より多くのバッシングを呼ぶことになった。
「何でもかんでも差別って言うな」と思う人たちへ
マキシマム ザ ホルモンや土佐兄弟の件に対して、「ポリコレのせいでエンタメがつまらなくなった」「神経質すぎる」という声が確実に寄せられる。
意識が高まり、確かに表現できる範囲が規制された部分もある。だがそれでも、その表現が知らず知らずのうちに誰かを傷つけることは珍しくない。「何でもかんでも差別って言うな」とスルーするのではなく、キチンと向き合うことが回り回って自分の生き辛さを解消してくれるはずだ。
<文/高萩陽平>
高萩陽平
恋愛系のメディアで多数執筆。10年前からmixiやスカイプちゃんねるなどでネットナンパに没頭。数年前からマッチングアプリに参戦して結果を出し続けている。元アイドル、100キロ越えのふくよかさんなど、多種多様な女性との交際歴を持つ。
提供・女子SPA!
【こちらの記事も読まれています】
>無印良品「メガネ拭き」が買い。パンプスの汚れも落とせちゃう
>手書きの「パスワード管理ノート」が人気。 便利&可愛いアイテム3選
>3COINS「マスク インナーパッド」で息苦しくない、リップもつかない!
>カルディのイチオシ調味料5選。「焼肉ザパンチ」「もへじ」が最強
>ダイソー“簡単泡立て器”が神、ふわっふわのオムレツが作れちゃった