読書で想像力を高める
読書は基本的に左脳を使う作業ですが、右脳をうまく使えば「想像力」を鍛える効果も期待できます。
右脳は、感情や感覚を司っています。ビジネス書や仕事で使う資料など、情報をより早く効率よくインプットするためには速読が便利ですが、右脳を鍛えるには「ゆっくり読み、書かれている内容を想像し、頭の中で映像化する」読書方法がおすすめです。
右脳を意識しながら読む本は、必ずしも小説やノンフィクションである必要はありません。ビジネス書であっても、書き手が使う言葉や展開している仮説から、その人物像を想像してみましょう。
一見不要と思われる情報も読み飛ばしをせず、まるで映画を観るかのように本を楽しんでみてください。読書が「単なる知識の詰め込み作業」にはならず、疲労感や義務感からも解放され、より一層の刺激を受けられるでしょう。
また、カフェや公園のベンチなど、いつもと違う場所で本を読む行為も、右脳への刺激になるといわれています。
右脳への読書効果を高めるポイントは、読書を楽しむこと。脳を鍛えるためと意識し過ぎず、読書自体を純粋に楽しめば、より効果が高まります。
自己啓発本と内省力
オフィス街の書店には、能力開発や成功をテーマとした書籍が多数並んでいます。ビジネスパーソンの中には、仕事へのモチベーションを高める効果が期待できる「自己啓発本」と呼ばれるジャンルの本を好んで読む人も多いのではないでしょうか。
悩んでいる人を導くヒントが記載されている自己啓発本は、仕事で失敗した時、なかなか成果が出ない時、これからのキャリアに迷っている時に読むと、前向きな気持ちになれる効果があります。
しかし、自己啓発本はあくまでヒント程度にとどめて読むことをおすすめします。本の内容をそのまま鵜呑みにせず、自分の状況に落とし込んでどう応用するかを考えるプロセスによって、内省力が磨かれ、自身の成長へと繋がるからです。
また、自己啓発本を読む際は、異なる視点から書かれた書籍を複数読むように心掛けましょう。著者が異なれば、問題に対するアプローチ方法も変わり、多くの意見や考え方に触れられます。これも、読書の醍醐味です。
所有欲を満たし、ストレスを解消
読書には所有欲を満たす効果もあります。
本の重みや紙の質感といった物質的な感覚は、スマホやパソコンでは得られない充足感を与えてくれます。お気に入りの作品は、本棚にただ並べているだけでも、特別な存在感を放つもの。電子書籍が普及してもなお、紙の本が廃れない理由はここにあります。
また、読書にはストレス軽減効果もあるといわれています。小説など物語の世界に没頭することで日常のストレスから解放され、リフレッシュできるのです。これは痛快なアクション映画を観てストレス発散することと似た効果といえるでしょう。
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しかし、面接を乗り切るためだけに読書を使うのはもったいない!転職活動を機に、本格的な読書習慣を身につけませんか?
近年はオーディオブックの充実や、スマホの読み上げ機能の向上によって、活字が苦手な人でも「耳読書」ができるようになりました。読み上げられた本を聴く読書は、従来型の読書と比べて多読に向いているだけでなく、内容が理解しやすい、記憶に定着しやすいといった新たな効果も期待されています。
自分にあったスタイルを見つけて、もっと読書を楽しみましょう。
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