5.犬が歯周病になった時の対策法

犬の歯は人と違う!虫歯ではなく歯周病が多い理由と歯の仕組み
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

歯周病の治療は、動物病院での歯石除去(スケーリング)が基本になります。

対策としては、何よりも日頃からのデンタルケアでの予防が大切です。犬の場合、歯垢は3~5日で歯石化するといわれ、できれば毎日、少なくとも2日に1度の歯みがきが望まれます。

ただ、歯石除去には全身麻酔が必要なため、高齢犬になるとリスクを伴います。すでに歯石が付着し、しかも麻酔のリスクを抱える高齢犬などの場合は、歯石を溶かす薬剤もありますので、動物病院で相談してみてください。

6.虫歯や歯周病だけでない口の中のトラブル

歯が折れたり欠けたりした状態を破折、歯がすり減った状態を咬耗といいます。けんかや事故、硬い骨やひづめなどを噛んで歯が折れたり、ボールやフリスビー遊びを長時間続けていると、歯がすり減るケースもあります。

損傷によって歯髄が露出すると、痛みを感じたり、細菌感染を起こしたりするので、早急な治療が必要です。損傷が軽ければ、歯の欠損部分を樹脂で充填するなどの修復ができますが、損傷がひどければ抜歯が必要になることもあります。

犬の歯は人と違う!虫歯ではなく歯周病が多い理由と歯の仕組み
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

7.まとめ

犬の歯は人と違う!虫歯ではなく歯周病が多い理由と歯の仕組み
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

犬の歯は、私たちが思うほど強くはありません。歯の健康のためだからと、あまり硬いものを噛ませすぎないようにすること、歯周病予防のデンタルケアの習慣づけができることを目指しましょう。


提供・犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)

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