人とどこが違うの?「皮膚」の構造【犬のからだセミナー 皮膚編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

犬の皮膚トラブルで多いのが「フケ」や「皮膚のベタつき」。これはどのようにして起こるのでしょうか?
フケは角質がはがれたものですが、正常なフケなら肉眼では見えない大きさです。それが、目に見えるようなフケになるのは、表皮のターンオーバーの周期が短くなっているから。ターンオーバーが短くなると、不完全な角質ができるため、皮膚表面から浮き上がってフケとして目に見えるようになるのです。
一方、皮膚のベタつきには、大きく2つの原因が考えられます。
1つは、角質のトラブル。皮膚の表面を覆う角質層は、角質細胞がレンガのように何重にも積み重なって構成されています。そして、細胞間脂質(セラミドなど)が細胞と細胞の間を埋め、接着剤のようにつなぎとめています。ターンオーバーの周期が短くなり不完全な角質になると、この脂質が漏れ出して、ベタつきを生じる原因になります。
もう1つは、脂や汗の過剰分泌。毛穴からは脂と汗が出ています。これは毛包に直結している皮脂腺とアポクリン汗腺から分泌されるものですが、これらの分泌が何らかの原因で過剰になった場合も、皮膚にベタつきを生じます。
フケや皮膚のベタつきはきちんと原因を突き止め、動物病院で原因に合ったシャンプーによるスキンケアを指導してもらいましょう。

人とどこが違うの?「皮膚」の構造【犬のからだセミナー 皮膚編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)
人とどこが違うの?「皮膚」の構造【犬のからだセミナー 皮膚編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)


提供・犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)

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