誰もが一度は耳にしたことがある「世界三大美女」。世界三大美女と聞くとさぞかし絶世の美人だったのだろうと想像しますが、有名なあの世界三大美女は本当に美人だったのでしょうか?今回は世界三大美女の特徴や言い伝えなどについてまとめてみました!

世界三大美女って誰が決めたの?

【世界三大美女】クレオパトラ・楊貴妃と残る一人はヘレネ
(画像=『Lovely』より引用)

世界三大美女はクレオパトラ、楊貴妃、そしてもう一人はギリシャ神話に出てくる女神ヘレネの3人のことを言います。

実在の人物であるクレオパトラと楊貴妃の他に、神話の女神ヘレネが入っていることに不思議な感じがする人もいるかもしれませんね。

実は世界三大美女とは、世界中の文献の中で美人だと表記されている人物を曖昧に集めたものであり、日本独自の視点で国内のみで楽しまれているものなのです。

そのため世界三大美女は世界中の国で基準があって選ばれたものではないため、正式に誰が決めたというものではありません。

今回はクレオパトラ、楊貴妃、ヘレネの3人が世界三大美女に選ばれている理由を知るために、それぞれの女性たちの特徴や言い伝えなどについてまとめてみました。

世界三大美女に興味がある方はぜひどうぞ♡

世界三大美女①クレオパトラ

まずは世界三大美女の1人め、クレオパトラについて見ていきましょう!

クレオパトラは古代エジプト、プトレマイオス朝の最後の女王です。

弟によって王座を奪われ、その座を取り戻すという政治的背景のもとに時の権力者たちと次々に恋に落ちたと言われている情熱的な女性として有名ですね。

そんな彼女が世界三大美女に選ばれているのは、実際の顔立ちそのものよりも、大胆な行動力と知性が後の世の人の心を掴んだためだと言われています。

美しい声と巧みな話術

絶世の美女だと言い伝えられているクレオパトラは、実は顔立ちについては妹であるルシノエ4世に及ばない程度だったとも言われています。

しかしクレオパトラは「まるで楽器のようだ」と評されたという非常に美しい声と、巧みな話術を持っており、この2つが周りの人々の心を魅了して離さなかったと文献に残されています。

美しい声と巧みな話術を持つ魅力的な女王という表現から、世界三大美女に選ばれたのではないかと考えられます。

たくさんの言語を操る頭の良さ

またクレオパトラは自国の言語だけでなく、エジプト語・メディア語・ゲエズ語・シリア語・パルティア語・アラビア語・ヘブライ語など非常にたくさんの言語を操ることができたとも伝えられています。

クレオパトラはただのお飾りの女王ではなく、当時の男性と対等に渡り合えるほどの頭の良さを持つ女性だったようです。

彼女と恋に落ちた数々の時の権力者たちも、彼女の頭の良さにも一目おいて魅力を感じていたのではないかと想像できますね。

最後はコブラに自分の腕を噛ませて自殺した悲劇の女王

クレオパトラは弟であるプトレマイオス13世によって王座を奪われてしまいます。

その後、様々な男性と恋におちますが、最後はコブラに自分の腕(胸)を噛ませて自ら命を絶ってしまいます。

頭の良い彼女が最後に選んだ大胆で思いきった人生の幕引きは、まさに悲劇の女王として後の世に語られることになりました。

最後まで自分自身の人生の有り方を自分で決めて生き抜いたクレオパトラの数々の逸話は日本でも感銘を受けた人が多く、今日まで世界三大美女に選ばれ続けているのも非常に納得できますね。