不毛な時間だと分かっていながら、ついダラダラと続けてしまっていた不倫関係。今回は、そんな関係をスッパリと解消することができた女性にお話を聞いてみました。さて、きっかけは何だったのでしょうか?
寂しい時に話を聞いてくれたSさん
相川加代子さん(仮名・27歳・会社員)は、半年前から取引先のSさん(36歳・会社員・既婚・子持ち)と不倫関係にあります。
「元々不倫なんてするつもりじゃなかったのですが、当時の私は、仕事が上手くいっていなくて、仲の良い女友達とも喧嘩(けんか)して疎遠になってしまうし、実家で飼っていた犬まで死んでしまって嫌なことが重なりかなり落ちていたんです」
何も思う通りにいかない中、Sさんだけが加代子さんにまめに連絡をくれて、根気よく愚痴を聞いてくれたんだとか。
「そもそもSなんて別にタイプでもなかったし、結婚しているくせに馴れ馴れしくしてくるチャラいおじさんだなと思っていたのですが…」
キッカケはハーゲンダッツ
ある夜中に、加代子さんがふと「ハーゲンダッツの抹茶が食べたい」と言ったら、Sさんがすぐに届けに来てくれて、しかもスマートに帰っていったのがきっかけで、ちょっとかっこいいなと思うようになっていきました。
「とにかくわがままを聞いて甘やかしてくれるSに、いつのまにか身も心も許してしまったんですよね」
加代子さんは「今は何も上手くいかなくて弱っている時期だから、一時的にSさんに癒してもらって、元気な自分に戻れたらすぐにこの関係をやめよう」と心に決めて不倫を始めました。
「ですが、一度こうなってしまうと私もSに依存するようになってしまい…あんなにタイプじゃないと思っていたのに、Sとしばらく会えないと泣きながら『今すぐうちに来てよ』と電話するぐらいズブズブにハマってしまったんです」
しかし、じょじょにSさんの態度が変わってきて…
手のひら返し
そんな加代子さんにSさんも「加代子って27年も生きてきてプロポーズされたことないってヤバいよね」と鼻で笑ったりと、小馬鹿にした態度をとってくるようになったそう。
「きっと『誰もお前のことなんて生涯の伴侶に選ばないだろうね』って意味なんだと思います。Sなんて最初は私に夢中だったくせに、私がSを好きになった途端に手のひら返しで上から目線になったんですよ」
ですがSさんから離れたくない加代子さんは、嫌な態度をとられても我慢をして作り笑顔でやり過ごしていました。