イギリス・コッツウォルズ地方を再現した湯布院フローラルビレッジや、自然の中で現代アートを楽しめる霧島アートの森、ぶらり散策が楽しい門司港レトロ地区など、九州の女子一人旅におすすめの観光スポットをご紹介します。
1.湯布院フローラルビレッジ(大分)
「世界一美しい村」と称され、映画『ハリー・ポッター』のロケ地のひとつにもなっている、イギリス・コッツウォルズ地方を再現したテーマパーク。「トトロ」や「アルプスの少女ハイジ」、「ムーミン」などの可愛いキャラクターグッズや雑貨を取り扱うお店が軒を連ねています。
また猫カフェやハリーポッターの衣装を着てフクロウと写真が撮れるスタジオなども魅力的。女性専用のレディースホテルも備えているので、泊まりがけで女子一人旅を満喫するのもおすすめです。
2.霧島アートの森(鹿児島)
栗野岳麓の高原にある、野外美術館。草間彌生をはじめとする、著名な国内外のアーティストによる現代アート作品群を、自然の地形を生かした形で展示しています。
雄大な霧島の自然の中でのびのびとアートを楽しむことができ、アート好きの女子の一人旅におすすめな美術館です。
3.環境芸術の森(佐賀)
厳木町にある標高887mの作礼山の麓に位置する「環境芸術の森」は、約30haの私有林。近年は、敷地内の「風遊山荘」にある漆のテーブルに、新緑や紅葉がリフレクションする光景が絶景だとして、インスタグラムを中心に話題となっています。
「風遊山荘」は新緑の季節である4月中旬〜6月中旬、そして紅葉の季節である11月に特別観覧を行なっています。観覧期間中は、1階のカフェでコーヒーや甘酒の販売もしています。
佐賀有数の紅葉の名所であり、敷地内には1万本以上のカエデやイチョウが植えられ、リフレクションのみならず、紅葉そのものの美しさが圧巻です。
4.COMICO ART MUSEUM YUFUIN(大分)
現代アート作品を展示する美術館。建物の設計をしたのは、新国立競技場の設計を手掛けた建築家・隈研吾(くまけんご)氏です。
美術館内は、約1時間のツアーで廻ります。ギャラリー内では、日本を代表するポップアーティストのひとり・村上 隆(むらかみ たかし)氏や、ニューヨーク在住の世界的なアーティスト・杉本 博司(すぎもと ひろし)氏の作品を展示。それぞれ世界観の違う作品を直接見られるのはもちろん、水盤を挟む形で2つに分けられた展示室をガラス越しに見るという、他にはないユニークな体験をすることができます。
2階の屋上庭園では、由布岳の美しい景色とともに巨大な犬の彫刻を間近で見られます。手掛けたのは、青森県出身の現代美術家で青森県立美術館の「あおもり犬」を手掛けた奈良 美智(なら よしとも)氏です。なお美術館の観覧は、前日までにネット予約が必要となります。
5.門司港レトロ地区(福岡)
明治22年(1889年)の開港以来、国際貿易港として栄えた門司港。現在でも当時の面影を色濃くのこすレトロな建物が多く残っており、福岡を代表する観光スポットのひとつとして人気を集めています。
木造の「門司港駅」や大正モダンな「旧門司三井倶楽部」などの洋館はもちろん、ショップやレストラン、美術館なども続々とオープンし、散策が楽しい地域です。また焼きカレー発祥の地とも言われているので、訪れたらぜひ食べてみて。
6.万津6区(長崎)
昔ながらの漁師町が広がる港町・佐世保。海の玄関口である佐世保港から歩いて5分ほどの場所に、美容室、カフェ、レストラン、雑貨屋さんなどが軒を連ねるエリア、万津6区(よろずろっく)があります。
万津6区の象徴をする複合商業施設「BRICK MALL SASEBO(ブリックモールさせぼ)」をはじめ、お洒落なスポットが集まり注目を集めています。
7.御船山楽園(佐賀)
鍋島茂義が狩野派の絵師を京都から招き、3年かけて造られた池泉回遊式庭園。東京ドーム10個分の広大な敷地では四季折々の花を楽しむことができ、とくに春のツツジが評判です。
20万本の色とりどりのつつじが、まるで絨毯を敷き詰めたように広がる絶景は多くの人を魅了。この時期にはSNSに多くの写真が投稿され、インスタ映えスポットとしても人気を集めています。
また秋には”紅葉まつり”を開催。約4万坪の日本最大級の紅葉ライトアップは見事です。
8.グラバー園(長崎)
日本の近代化に大きく貢献した、英国スコットランド出身の貿易商トーマス・ブレーク・グラバーによって建設された住居跡地。園内にある「旧グラバー住宅」は、世界遺産『明治日本の産業革命遺産群』を構成する資産のひとつで、文久3年(1863年)に建てられた日本最古の木造洋風建築です。
またグラバー園は高台に設けられているため、眼下に長崎の港を一望できるビュースポットでもあります。時期によっては夜間開園も行っているので、夕暮れ時に訪れて、園内からのんびりと夕景〜夜景を眺めるのもおすすめですよ。
9.青島神社(宮崎)
青島の中心に位置する神社で、古事記にも登場する神話「海佐知毘古・山佐知毘古」物語の舞台。この物語に登場する神が祀られており、縁結びや交通安全などのご利益があります。
境内にはさまざまな願掛けや運試しがありますが、なかでも有名なのが、縁結びのご利益がある海神の祓(わたつみのみはらい)。願い符を御神水器(ごしんすいき)に浮かべ、符が溶けるまで真清水を掛けると願いが叶うと言われています。
また神社一のパワースポットと言われる「元宮」は、神社の境内とは思えないほどの熱帯樹木に溢れ南国ムード満点。元宮に行かずして青島神社を満喫したとは言えませんので、ぜひお参りしましょう。元宮は日没に合わせて閉鎖されますので注意を。