毎週、火曜日が楽しみで仕方ありません。

何を隠そう(隠してないですが)筆者は、エンタメライターの仕事をする前から長年の西島秀俊推し! その西島ファンからすると、火曜ドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系、火曜夜10時~)で西島の演じている小鳥智志(ことり・さとし)という人物が、あまりにも胸アツ過ぎるのです!

『ユニコーンに乗って』西島秀俊が“素敵なおじさん”すぎる!会社にいたら最高
(画像=TBSテレビ「火曜ドラマ『ユニコーンに乗って』」公式サイト、『女子SPA!』より引用)

※この記事は第5回までのネタバレを含みます。

西島秀俊がおじさんサラリーマンとしてやってきた

この物語は、教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」の若きCEOである主人公・成川佐奈(なるかわ・さな/永野芽郁)のもとに、ある日突然おじさんサラリーマン・小鳥(西島秀俊)が部下として転職してくるところから始まります。

そして長年佐奈に想いを寄せるビジネスパートナーの須崎功(すざき・こう/杉野遥亮)と共に、仕事に奮闘して、夢に向かって邁進する成長を描く“大人の青春”ドラマです。

一見、イケオジと若者との三角関係がメインの恋愛ドラマかと思いきや、観始めてみると仕事の要素が強く、お仕事ドラマとしての方がより楽しめます。

立ち上げたアプリを課金制にするか否か、どのくらいハイスペックに作るかなど、つまずく壁もリアルで見ごたえあり。開発資金を集めるために参加したビジネスコンテストでのプレゼン(8月2日放送の第5話)では、「本当にこんな世界が実現したら素敵!」とワクワクしました。

西島“小鳥”は、理想の部下であり理想の上司

前述した通り、この作品で佐奈の部下として転職してきた元銀行員・小鳥を演じる西島がとにかくイイ!「これが西島さんの素なのでは?」と思うほど、人柄がとっても素敵なのです。

年齢差のある若いメンバーとのギャップやスタートアップ企業の習慣に戸惑う姿は実にリアル。それでも、必死に学び真摯に向き合う姿は「こんな部下がいたら最高!」と思わせてくれます。

一方で、年配者として佐奈や功、若いメンバーたちにさりげなく寄り添い、上から目線ではなく助言する優しい姿には「こんな上司がいたら最高!」とキュンキュンが止まりません。功の家に泊まった翌朝のハミガキシーンや、4コマ漫画に刺激されてラーメンを作るシーンは、普通の日常を過ごす西島が観られて…もうたまらん(ただのファン目線・笑)!

永野芽郁“佐奈”に恋する、杉野遥亮“功”の当て馬感

永野演じる主人公・佐奈は、貧しい家庭環境で育ち、満足な教育環境に身を置けなかった雑草魂をもっています。教育系の企業を立ち上げたのも、「誰もが学べる環境を創りたい」という目標があったから。

想いは人一倍強く推進力もある一方で、人に甘えるのが苦手で、仕事と恋を両立できるほど器用ではない26歳の等身大の女性を、永野が見事に演じています。

そんな佐奈(永野)へ、小鳥(西島)がやたら自然に、そして的確に寄り添ってしまうからこそ…佐奈と一緒に会社を立ち上げ、一番近くで苦楽を共にしてきた功(杉野)の“当て馬感”がすごいのも気になります。