子どもや孫にお金をかけすぎていないか

子どもや孫にお金をかけすぎる夫婦も老後破産に至る危険があります。

子どもや孫にお金をかけすぎると老後の生活が苦しくなる

老後資金数千万円程度の一般の夫婦が、年間数十万~数百万円単位で子どもや孫に学費などの援助を行えばたちまち資金は枯渇します。 その結果、生活が苦しくなって老後破産に至る可能性が高くなります。子どもや孫にお金をかけるのはほどほどにすべきでしょう。

成人の子どもが働けない場合は?

ただ、成人の子どもが引きこもりや病気などで働けなくなり、親が子どもを養うことになった結果、老後破産に陥る場合もあります。その典型例がいわゆる「8050問題」です。

その場合は夫婦でその問題を抱えると親子で老後破産する恐れがあります。

その対処法としてまず、生活困窮者の相談窓口、家族会、NPO、地域包括支援センターなどに相談しましょう。その上で適切な支援やアドバイスを受けるなどの対策を早急にとる必要があります。

老後の準備はいますぐ始めよう

老後の準備は早く始めるに越したことはありません。何から手をつけていいかわからない方は、まずはざっくばらんに夫婦で話し合ったり、資金のシミュレーションをすることから始めてみてはいかがでしょうか。少し具体的に考えてみるだけでも、見えてくる世界が大きく変わり、将来への不安を払拭することにつながりますよ。

文・fuelle編集部