最も持続可能な日本企業TOP3
「世界で最も持続可能な企業トップ100」とは、持続可能な社会の実現に貢献する企業の世界ランキングです。
世界の約7,000企業を『コーポレートナイツ』独自の指標でスコア化。総合スコアの上位企業100社をランキング化しています。
その評価指標は環境指標、社会指標、管理指標、経済指標などからなります。高評価を受けて上位100社に入った日本企業3社は以下の通りです。
3位:コニカミノルタ
日本企業の3位は世界53位のコニカミノルタ 。コニカミノルタは複合プリンターなどのオフィス製品やITソリューション、ヘルスケアなど多彩な事業を行っています。
また、サスティナビリティ戦略においては
働きがい向上および企業活性化
健康で高い生活の質の実現
社会における安全・安心確保
気候変動への対応
有限な資源の有効利用
引用:コニカミノルタ
健康で高い生活の質の実現
社会における安全・安心確保
気候変動への対応
有限な資源の有効利用
引用:コニカミノルタ
の5つを柱とした取り組みを行っています。それが高い評価を得て、前年(41位)より順位を下げたものの、上位100社にランクインしました。
第2位:エーザイ
日本企業第2位は世界32位のエーザイです。
医薬品の製造・販売で知られるエーザイもまた、ヘルスケア分野で多彩な事業を展開しています。
サスティナビリティ戦略においては、以上の7項目への取り組みを重点的に行っています。
貧困の撲滅
健康と福祉
ジェンダー平等
水と衛生
持続可能な消費と生産
気候変動
パートナーシップ
引用:エーザイ
健康と福祉
ジェンダー平等
水と衛生
持続可能な消費と生産
気候変動
パートナーシップ
引用:エーザイ
以上の企業活動が高い評価につながったようです。その結果、前年(16位)より順位は落ちましたが、上位100社にランクインしています。
第1位:積水化学工業
日本企業の1位は積水化学工業です。前年の51位から順位を上げて世界22位となりました。
積水化学工業では以下の4つの「ドメイン」を柱としたサスティナビリティ戦略を実施。
レジデンシャル(住まい)
アドバンストライフライン(社会インフラ)
イノベーティブモビリティ(エレキ・移動体)
ライフサイエンス(健康・医療)
引用:積水化学工業
アドバンストライフライン(社会インフラ)
イノベーティブモビリティ(エレキ・移動体)
ライフサイエンス(健康・医療)
引用:積水化学工業
戦略にもとづき、環境に優しい新素材の開発や街作り、創薬支援などの取り組みを行ったことが高評価につながったようです。
企業をいろいろな視点から見てみよう
社会情勢や経済状況により、「良い企業」の定義は大きく変わります。一面だけを見て判断せず、さまざまな角度から企業を分析できるように意識したいですね。
文・fuelle編集部