ホラーとコメディは紙一重。恐怖がインフレ状態の展開に、いっそ笑えてくるほど

宇垣美里「信じる人は救われる、それって本当だろうか」/映画『女神の継承』
(画像=『女神の継承』より、『女子SPA!』より引用)

 フェスかと見まがう胡散(うさん)くさい祈禱儀式から始まる後半は、エクソシストやゾンビなどさまざまなホラー要素が詰め込まれ、怒濤のような邪悪かつ倫理観ゼロの絶望的な展開にもはや恐怖がインフレ状態でいっそ笑えてくるほど。ホラーとコメディは紙一重なのだと実感した。

 誰かと一緒に震えながら見て、その後あれこれ考察するのも一興かと。

 愛犬家には辛いシーンがあるので注意されたし。どう考えても、こんな状態の人間がいる家に赤子や犬をさらしているところに問題がある。あれは確実に大人たちの怠慢としか思えず、激怒してしまった。

『女神の継承』
原案・プロデュース/ナ・ホンジン 監督・脚本/バンジョン・ピサンタナクーン 出演/サワニー・ウトーンマ ナリルヤ・グルモンコルペチ シラニ・ヤンキッティカン 配給/シンカ/タイ・韓国 ©2021 SHOWBOX AND NORTHERN CROSS ALL RIGHTS RESERVED.

<文/宇垣美里>

宇垣美里
’91年、兵庫県生まれ。同志社大学を卒業後、’14年にTBSに入社しアナウンサーとして活躍。’19年3月に退社した後はオスカープロモーションに所属し、テレビやCM出演のほか、執筆業も行うなど幅広く活躍している。


提供・女子SPA!

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