映画『イン・ザ・ハイツ』のレスリー・グレースが主演を務めるDC映画最新作『バットガール』。本作は撮影がすべて終了しているのにも関わらず、公開が白紙となった。
当初予定されていたHBO Maxでの公開も、劇場での公開も行われないという。
Varietyによると、この映画は撮影を終え、テスト上映の段階にあり、仕上げが必要なだけだった。その寸前で公開がなくなることは、新型コロナウイルスのパンデミックによるコスト増を経て9000万ドルの製作費がかかっていたことを考えると、異例の展開といえるだろう。
あるコミック業界関係者で、映画業界でも働く情報筋は、「完成した映画がキャンセルされるようなことは、これまで見たことがない」と語った。
Varietyによると今回、この映画が破棄された理由としては、ワーナーメディアとディスカバリーの合併後、DCの新しい親会社となったワーナー・ブラザース・ディスカバリーが、コスト削減のための変更を重ねており、税金の償却をするためだという。
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