思いがけず犯罪に巻き込まれそうになったことはありませんか?
今回はそんな危険を感じたエピソードについてfuelle編集部が取材しました。

信号を待っているだけなのに...

それは今から20年以上前、真昼間の東京銀座で起こりました。

松坂屋(今は大丸松坂屋)の交差点の所で大勢の人が信号待ちをしていました。
ちょうどお昼時、会社員が昼食や弁当を買いに出かけるタイミングで、当時私は、とある会社に派遣社員として勤めていて、松坂屋のお弁当を買いに出かけるところだったのです。

信号を渡ろうとしたら赤になってしまったので混雑する交差点の先頭で次の青信号を待つことになったのですが、まだ赤なのに誰かに後ろから押されたのです。
「おっとっと…」とよろけて車道に出てしまいましたが、慌てて引き返し何事もなく青信号になって渡りました。

何日か後、また同じくらいの時間に交差点で待っていると、また後ろから押されました。
隣で待っていた知らない人も押されたようでした。
今度は気を張っていてよろけることはなかったのですが、すかさず後ろを振り向いたら長身痩せ型の男が慌てて逃げていき、もう一人の男が「コラー!」と叫びながら追いかけていくのが見えました。
「うわー、怖いなあ~」
と思いつつ、弁当を買いに行き、会社へ帰りました。