関東を代表する古都・鎌倉。インスタ映えするスポットやお店が集まる「鎌倉駅周辺」をはじめ、大仏様のある「長谷エリア」、さらに江ノ島、富士山を一望できる景勝地「稲村ケ崎」など、いろんなスポットを散策したい!そんなあなたには「江の島・鎌倉フリーパス」を使って散策するのがおすすめ。今回は「江の島・鎌倉フリーパス」でめぐる、お得な鎌倉観光の楽しみ方を厳選してご紹介します。

江の島・鎌倉フリーパスとは?

江の島・鎌倉フリーパスでお得に観光 日帰り旅徹底ガイド【鎌倉編】
(画像=写真:サトホーク、江の島・鎌倉フリーパス、『トリップノート』より引用)

鎌倉駅周辺をはじめ、江ノ電沿線でお得に観光を楽しみたい方におすすめのフリーきっぷが「江の島・鎌倉フリーパス」。出発駅から藤沢駅までの小田急線の往復乗車券と藤沢駅から片瀬江ノ島駅まで乗り降り自由な乗車券がついており、鎌倉・江の島散策をしたい方におすすめです。

江の島・鎌倉フリーパスでお得に観光 日帰り旅徹底ガイド【鎌倉編】
(画像=写真:サトホーク、長谷駅に停車する江ノ島電鉄の車両、『トリップノート』より引用)

またこのフリーパスでは江ノ電の電車全線も乗り降り自由なので、相模湾と富士山の絶景が楽しめる「稲村ヶ崎」をはじめ、鎌倉大仏や長谷寺がある「長谷」、さらにおしゃれなお店が立ち並ぶ「鎌倉駅」周辺など、1日で鎌倉観光をお得に楽しめます。一部の施設ではフリーパスを提示すると、割引等の特典も受けられるのでぜひ利用してみて。

【江の島・鎌倉フリーパスに関する情報】
<電話番号>
03-3481-0066(小田急お客さまセンター)
0466-24-2713(江ノ島電鉄)
<料金>
【新宿駅】おとな1,470円、こども740円【藤沢駅】おとな610円、こども320円
※西武線、相鉄線、東急田園都市線からもご利用できます。詳細は公式HPでご確認ください。
<主な発売箇所>
小田急線各駅、小田急トラベル各営業所、JTB、近畿日本ツーリストなど主な旅行代理店 ※詳細は公式ホームページでご確認ください。

【その1】鎌倉を代表する寺社仏閣巡りを楽しもう!

鎌倉を代表する神社「鶴岡八幡宮」

江の島・鎌倉フリーパスでお得に観光 日帰り旅徹底ガイド【鎌倉編】
(画像=写真:サトホーク、鶴岡八幡宮・本宮(上宮)、『トリップノート』より引用)

まずは鎌倉を代表する神社「鶴岡八幡宮」を参拝しましょう。平安時代末期、京都・石清水八幡宮を源氏の氏神として由比ヶ浜辺に祀ったのが始まりといわれており、その後は鎌倉幕府初代将軍・源頼朝が現在の地に遷しました。

表参道を経由して階段を上がったところにある「本宮(上宮)」では飛鳥時代に活躍した応神天皇(おうじんてんのう)や比売神(ひめがみ)、神功皇后(じんぐこうごう)を祀っているほか、源義経の愛人である静御前(しずかごぜん)が舞を披露したといわれる「舞殿」から少し歩いたところには学問成就や必勝祈願にご利益がある「白旗神社」があります。

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(画像=写真:サトホーク、政子石、『トリップノート』より引用)

また三の鳥居近くには「太鼓橋」があるほか、源氏池に浮かぶ旗上弁財天社の社殿の裏手には「政子石(まさこいし)」があり、頼朝公と妻・北条政子の夫婦仲の良さから夫婦円満にご利益があるといわれています。本宮(上宮)とあわせて参拝してみては。

鎌倉随一の竹林のあるお寺「報国寺」

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(画像=写真:サトホーク、報国寺・本堂、『トリップノート』より引用)

鎌倉駅からバスで約10分、金沢街道沿いにあるお寺「報国寺(ほうこくじ)」。室町幕府初代将軍・足利尊氏の祖父、足利家時(あしかがいえとき)によって創建されました。足利・上杉両家の菩提寺として栄え、本堂には南北朝時代に作られた釈迦如来坐像や観世音菩薩坐像が安置されています。

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(画像=写真:サトホーク、報国寺・竹庭、『トリップノート』より引用)

見どころは本堂の奥にある約1,000本の孟宗竹が群生する「竹庭(ちくてい)」。高さ約25メートルの竹が整然と並んでおり、石灯篭や石仏が点在しています。葉擦れと鳥のさえずりを聞きながら、散策を楽しみましょう。

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(画像=写真:サトホーク、抹茶と落雁のセット(税込500円)、『トリップノート』より引用)

また竹庭の中には喫茶スペース「休耕庵(きゅうこうあん)」があり、竹林の目の前で抹茶や四国の和三盆を使った落雁を味わえます。散策のひと休みに一服してみては。

金運アップにご利益がある「銭洗弁財天 宇賀福神社」

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(画像=写真:サトホーク、銭洗弁財天 宇賀福神社、『トリップノート』より引用)

鎌倉駅西口から歩いて約20分のところにある「銭洗弁財天 宇賀福神社(うがふくじんじゃ)」。巳年の1185年、巳の月・巳の日に人頭蛇身の水神・宇賀福神が頼朝の夢枕に立ち「この地に湧く水で神仏を供養すれば、天下泰平が訪れる」というお告げを残したことをきっかけに創建されたといわれています。

江の島・鎌倉フリーパスでお得に観光 日帰り旅徹底ガイド【鎌倉編】
(画像=写真:サトホーク、銭洗弁財天 宇賀福神社 奥宮、『トリップノート』より引用)

必見スポットは岩の洞窟の中にある「奥宮」。鎌倉五名水のひとつである「銭洗水」が湧き出ており、頼朝の信仰を受け継いだ鎌倉幕府5代執権・北条時頼が奥宮の霊水で銭を洗い、一族の繁栄を祈ったことが、「洗うとお金が増えて戻る」という民間信仰となりました。

社務所でろうそくとお線香(セットで100円)を購入しザルを借りたら、最初に奥宮の中にある社や本社、境内の奥にある上之水神、下之水神、七福神を祀る七福神社から参拝しましょう。その後、奥宮に戻ってザルにお金を入れ、ひしゃくで水をかけて洗います。洗った後はお金をふいて財布に戻し、なるべく早めに使いましょう。

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(画像=写真:サトホーク、銭洗弁財天 宇賀福神社 下之水神、『トリップノート』より引用)

先程ご紹介した「下之水神」は境内の下部に湧き出る水の神を祀っており、近くには高さ3メートルほどの一条の滝が流れています。また、上之水神へ向かう途中には「龍のオブジェ」があり、水占い(1回・200円)をすることができます。参拝した後に運試しをしてみては。

鎌倉のシンボル・鎌倉大仏を祀る「高徳院」

江の島・鎌倉フリーパスでお得に観光 日帰り旅徹底ガイド【鎌倉編】
(画像=写真:サトホーク、高徳院にある鎌倉大仏、『トリップノート』より引用)

長谷駅から歩いて7分のところにある「高徳院」。仁王門をくぐって少し歩くと目の前に「鎌倉大仏」が見えてきます。高さは約11.3メートル。鎌倉時代に鋳造されたといわれていますが、詳細は謎に包まれています。なお、追加料金20円を支払えば、大仏様の胎内に入ることもできます。

江の島・鎌倉フリーパスでお得に観光 日帰り旅徹底ガイド【鎌倉編】
(画像=写真:サトホーク、高徳院内にある藁草履、『トリップノート』より引用)

また大仏様の近くには大仏様の足の大きさと同じ長さを誇る「藁草履(わらぞうり)」も奉納されており、大仏様がどのくらい大きいのか実感できます。

由比ヶ浜の絶景を楽しめる花寺「長谷寺」

江の島・鎌倉フリーパスでお得に観光 日帰り旅徹底ガイド【鎌倉編】
(画像=写真:サトホーク、長谷寺・観音堂、『トリップノート』より引用)

1年を通して様々な花が咲き、やさしいお地蔵さまが安置されているなど、絵になるスポットが多い「長谷寺」。奈良時代に開山したお寺で観音堂には日本最大級の木造仏「十一面観音菩薩立像」が祀られています。なお、フリーパスを提示すると、記念品がもらえます。

江の島・鎌倉フリーパスでお得に観光 日帰り旅徹底ガイド【鎌倉編】
(画像=写真:サトホーク、長谷寺・見晴台からの景色、『トリップノート』より引用)

また観音堂から少し歩いたところにある「見晴台」からは鎌倉市内の街並みや由比ヶ浜、三浦半島の眺望を楽しめます。あわせて眺望散策路からもアジサイやヒガンバナなど、美しい花々とあわせて絶景を楽しめるのでぜひ散策してみましょう。