共通点も多く、会話が弾む
季節は夏真っ只中。オシャレなバーで楽しく飲み、酔っ払ったふたり。
「お互い、ほぼ同時期に恋人との別れを経験していたので、話は弾みました。ご近所なので『あのお店もう行った?』みたいな地元トークも楽しかったです」
閉店ギリギリまで楽しんだふたりは席を立ち、朋花さんは支払いをしようとサイフを出したのですが…
「Aくんは、私がちょっとお手洗いに立った隙に、支払いを済ませてくれていたんです。スマートですよね。女慣れしてる感じは否めませんが、嬉しかったです」
キスで火がついた!
Aくんは朋花さんを家の前まで送り「楽しかった!ありがとう」と言うと軽くほっぺにキスします。
「キスされて火がついてしまい、私からAくんの口にチュッとキスしてしまいました。そしたらAくんも火がついたのか、その場で数分間、濃厚なキスをしてしまいました」
その日はそれで解散したのですが、次の日、朝から朋花さんの頭の中はAくんのことでいっぱいです。そんな矢先、AくんからLINEが。
「Aくんのことを考えていたら『元気?二日酔いにならなかった?』ってLINEがきたんです。なんだかトントン拍子で、『運命かも!』って思ってしまいました」
運命を感じた朋花さんは、“恋人ゲットのチャンス”と思い、火がついてしまいます。
LINEに即答!
気持ちが舞い上がった朋花さんは「元気!今何してるの?」と即返信。しかし、忙しいのかなかなか既読になりません。
「今か今かと返事を待ってしまって、1時間ほど経って、待ちくたびれて『今日、ご飯でもどう?』と追いLINEしました。早く次の約束が欲しかったんです」
しばらくしてAくんから「ごめん!今日は友達と出かけてるよ!また今度」と返事が。焦った朋花さんは「私は〇日か△日が空いてるんだけど、どう?」と即返信。すると「ちょっと分からないから、確認して後でLINEするよ」と返信が。
しかし数時間待ってもAくんからの連絡はなかなか来ません。結局その日は連絡がなく、「明日まで待とう」と自分に言い聞かせ、朋花さんは眠りにつきます。