【4】江戸時代の天守が現存する名城「高知城」
江戸時代前期、土佐藩初代藩主・山内一豊(やまうちかずとよ)が着工し、約10年かけて築いた「高知城」。大火で焼失したものの、天守と追手門(おうてもん)は江戸時代に再建されたものが現存されており、全国的にも珍しい建物となっています。
城内には、土佐藩初代藩主で関ヶ原の戦いでも活躍した「山内一豊」をはじめ、内助の功として一豊の出世を支えた妻・千代(見性院:けんしょういん)、さらに明治時代、自由民権運動を主導した板垣退助(いたがきたいすけ)の銅像があります。
天守内には、高知城が築城された当時の様子や、かつて盛んに行われていた鯨漁の様子をジオラマで再現しているコーナーがあるほか、展望フロアからは、高知市内を一望することができます。また山内一豊と妻・見性院が住んだといわれている本丸御殿(懐徳館:かいとくかん)では、美しい庭園や上質なお部屋を見学することができます。
【5】高知グルメを堪能できる屋台村「ひろめ市場」
高知で絶品グルメをお得に楽しみたい!そんなあなたにおすすめのスポットが、高知城のお膝元にある「ひろめ市場」。約40の飲食店と約20の物品店がひしめき合う屋台村で、各店舗で購入した料理は、共有のフードコートで味わえます。
絶品のカツオグルメが味わえる「明神丸」
ここからは、ひろめ市場でおすすめのお店をご紹介します。まずはカツオの一本釣り漁船を持つ水産会社直営の居酒屋「明神丸(みょうじんまる)」。名物・カツオのたたきをはじめとする、高知近海でとれた新鮮な魚介類を堪能することができ、観光客だけでなく、地元の方にも人気のお店です。
店内では、わらを使ってカツオのたたきを焼いている様子をガラス越しに見ることができます。目の前で焼かれていく様子は、迫力満点!
おすすめは、わらで焼いたカツオの塩たたきを握り寿司にした「塩たたきの握り」。焼き立てをすぐに切ったカツオのプリッとした食感とともに天日塩、ゆず酢との相性は抜群です。
また、塩と特製たれの両方を味わえる「カツオのたたき」(税込1,350円)や数量限定で旨みのある脂がのった「カツオのハランボ」(税込450円~)もおすすめです。
自社で育てたシャモを使った料理が自慢の「軍鶏伝」
魚だけでなく、地元特産のお肉を使ったグルメも味わえます。中でも「軍鶏伝(しゃもでん)」は自社で育てた南国市名物のシャモを使った料理を提供するお店。坂本龍馬も愛して食べたといわれる「シャモ鍋」をはじめ、シャモガラから抽出して仕上げた「軍鶏ラーメン」(税込760円)など、やみつきになるシャモ料理を堪能できます。
行列ができる餃子の名店「ひろめで安兵衛」
高知県民はもちろん、観光客にも人気の餃子のお店「ひろめで安兵衛」。酒を飲んだ後は屋台の餃子で〆るという文化が根付いている高知では、屋台だけでなく、県内の飲食店でも絶品の屋台餃子を堪能することができます。
「屋台餃子」は手作りで丁寧に焼き上げた一品。パリパリとした薄めの餃子の皮の中にうま味たっぷりの豚肉と、ニラ、ショウガなどの野菜がぎっしりと詰まっており、ビールのお供にピッタリですよ!
【6】江戸時代から続く歴史ある青空マーケット「日曜市」
毎週日曜日、高知市内の中心部・追手筋で開催しているのが「日曜市」。江戸時代初期から続く街路市で、東西約1キロメートルにわたって野菜や果物、雑貨のお店から食べ歩きにピッタリなグルメなど、約410のお店が立ち並んでいます。ところどころに休憩テントがあるほか、宅配業者の受付ブースもあるので、新鮮な野菜や果物を自宅に送りたい方にはおすすめです。
日曜市では、手軽に楽しめるグルメスポットが満載!高知特産「文旦(ぶんたん)」を使ったジュースをはじめ、いも天(1袋税込250円~)、さらにゆずの酢をきかせたシャリに魚介や山菜などの具材をのせた「田舎寿司」(税込350円~)など、高知産の食材を使った数々のグルメを味わえます。
また高知旅行の思い出にピッタリなお土産も販売しており、高知県産の竹とひのきを使った動物を描いたチャームや、高知を代表するおやつ「ミレービスケット」(1個税込174円~)、さらに油で揚げたサツマイモに砂糖をからめた「芋けんぴ」(1袋税込280円~)なども取り揃えているので、ぜひチェックしてみて。