年収交渉を有利にする3つのポイント
事前準備が完了したら次は本格的な年収交渉です。
交渉には具体的な根拠を提示したり、こちらの希望をマイルドに伝えたり、いくつかのポイントがあります。
交渉を有利にする3つのポイントをまとめました。
1.転職先企業を納得させる根拠を伝える
もともと提示している年収を上げる=人件費が上がるので「給与を上げてでも採用する価値がある」と企業側に思わせなければいけません。
そのためには、今までの実績やスキルを提示して、企業を納得させる根拠を伝える必要があります。
「既存顧客の売上目標120%を達成した」「入力システムの改善を提案し部署内の1日あたりの処理件数が50件アップした」など、具体的な内容を伝えることが大切です。
2.転職エージェントを頼る
転職エージェントは、企業や業界に合った交渉方法を熟知しています。
初めての転職や未経験の業界に挑戦する場合は、内定獲得までが手一杯という方も多いでしょう。
そんな方は転職エージェントに交渉を任せるのもオススメ。
年収交渉の橋渡し役になってくれるので、普段であれば企業に伝えずらい要望を転職エージェントに相談出来ます。
交渉可能か判断しながら、企業側に希望を伝えてもらえるので転職初心者でも安心です。
3.年収アップに対してはマイルドに
交渉の際には「年収〇万円以上は最低でも欲しいです」というように、あまりにも直球で伝えると、
給与さえ良ければどの会社でもいいのでは?と相手に思われかねません。
「B社からは年収〇万円で話をもらっているが、こちらとしては御社に魅力を感じているので年収を検討して欲しい」と伝えれば、同じ年収交渉でも印象がかなり違いますよね?年収交渉はあくまでマイルドに伝えるのがポイントです。
交渉術についての本オススメ4選
転職時の年収アップを目指すなら、交渉術も必要となってきます。
ここでは「交渉がうまくできるか不安」という方に向けて、交渉術についての本を4つ紹介。
年収交渉に限らずあらゆるビジネスの場で役立つので、読んでおいて損はありません。
まんがでわかる交渉術|まんがだからサクサク読める
交渉のセオリーやテクニックについて、まんがでわかりやすく解説されています。
本を読むのが苦手という方でも、交渉術の入門編として気軽に読めるのがポイント。
シナリオ仕立てになっているので「自身の今までの交渉はどうだったのか」見直しながら読むことが出来ます。
交渉の達人|ハーバード流を学ぶなら
ハーバード大学のビジネススクールで、交渉学を教えている教授が著者の本です。
交渉術の基本的な理論や、実践的なアプローチなどをハーバード流に添って学べます。
交渉の達人になるために必要な素質についても記されており、交渉経験のある方でも読み応えのある内容となっています。
表情分析入門|相手の気持ちを知りたいなら
交渉を対面で行う際に注目すべきは相手の表情。
表情にはさまざまな感情が隠されています。
そんな表情について分析し、6つの感情は万国共通だと解明しているのが表情分析入門です。
サンプル写真が本には載っており、相手の隠れた心理について解説されています。
この本を応用すれば、交渉相手が条件に対して「どのように感じているか」分析する方法が学べますよ。
7タイプ別交渉術|イエスとノーのタイプがわかる
弁護士として働く著者が「人はイエスかノーをどうやって決めるのか」について7タイプにわけて解説。
著者は交渉において、強気な姿勢ではなく友好的な姿勢を大切にしており、弁護士という職業ならではのノウハウを伝授してくれます。
「相手に合わせた交渉術」を学びたい方にオススメです。