「私の人生で、もっともエキサイティングで充実した体験のひとつであり、同時に一番怖い体験でもありました。実際に曲を書き始める前に、3年かけて、私が演じる主人公のキャシーというキャラクターを練り、この映画そのものの企画を進めてきました。だから私は長い間、キャシーについて色々想像をふくらませ、どんな音楽にするべきか思い描いていたのです。だから曲作りを始めるにあたって、自分自身を一旦忘れて、すべてをキャシーに注いで、彼女になり切らなければならないと思いました。彼女の考えや恐れやソウルや音楽に注がなければならなかったのです。今回はジャスティンと共作したのですが、ほかにもすばらしいコラボレーターたちの力を借りてキャシーの音楽を作り上げました。しかも、インディ・ロックという自分にとって全く新しいジャンルの音楽に挑戦しました。いままで一度も歌ったことがないジャンルでした。このプロセスを通じて私は、自分が完全にキャシーになれたように感じます。彼女について知りつくし、これまでに演じたキャラクターとは異なる体験をしました。ある意味で、キャシーの音楽を作ることで、彼女のハートを描いた気がします」

また、ソフィア演じる役キャシーについては、「共通項もたくさんあり、キャシーもラウドな女性になるように育てられました。自分の信条を貫くことを恐れない女性になるように。そして、お手本的存在であるすごくパワフルな母親に育てられました。そういう出自は私と似ています。でも、その一方でちがう部分もたくさんあって、みんなにキャシーを知ってもらいたいです。彼女になり切るために、本当に自分から距離を置かなくてはいけなくて、それはすごくエキサイティングでした」と語った。

主人公キャシー(演:ソフィア・カーソン)が海兵隊員としてイラクへ出兵された夫のルーク(演:ニコラス・ガリツィン)へ贈るエモーショナルな劇中歌「Come Back Home」など全8曲収録されたサウンドトラックを映画と合わせて、ぜひお楽しみいただきたい。

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