怒っていい場面なのに、自分のせいだと思い込む
「私の何がいけなくて彼氏は浮気しようとしているんでしょうか。私の何を直したら、彼の心は戻ってきますか?」
彼氏の女あさりが自分の責任であるかのように話す恵さんに、私は面食らいました。
「え?その彼氏と付き合い続けたいの?」
「そうですね。私が何か悪いことしているのかなって思って」
「付き合ってまだ3か月でしょう。恵さんに原因もなにも、こんな扱いなのに怒っていいんですよ」
そう、怒っていいんです。
「扱いと言っても私が調べたから分かっただけで、調べなかったら気が付かないで幸せだったかもしれないし」
「嘘ついてだましてるじゃん!」
「あ~、そうですね」
「もったいない」で恋人を悲しませる男はクズでしょう
恵さんは、彼氏本人にマッチングアプリのことを確認すると決意してくれました。でもすぐには確認できず、約束していた直近のデートは普通のカップルのように過ごしてしまったそうです。意を決して次に会ったときに、やっと言い出せたとか。
彼氏は『女性と違って男は有料でマッチングアプリに登録しているの。僕は半年プランで登録してて有料期間が残っているからマッチングアプリを削除しなかっただけ』と言い訳をしたそうです。
「こういうことってあるんですか?」と恵さんから質問されました。有料期間が残っていてもったいないという心理はあるかもしれないけれど、マッチングアプリ半年コースの料金は2万円未満です。恵さんを悲しませることと比較しても、マッチングアプリの方が大事という男はクズでしょう。
恵さんはここへきてやっと「なんか腹が立ってきました」と怒りがわいてきたようです。その彼氏とは、別れることになりました。
交際中にアプリを残しているとトラブルに発展しやすい
恵さんの話から外れます。
会社員のアラフィフの友人と話していた時に「今の若い子はマッチングアプリで恋人作って、それを同僚に堂々と言えるからすごいね。彼女できたって言ってる若手がいるんだけど、どんな子って聞いたらマッチングアプリ画面で彼女の写真を見せてくれたよ」と聞いたのです。
「え?それって彼女ができたのにマッチングアプリをやめてないってこと?」
「多分、そうだと思う」
マッチングアプリを退会した相手のプロフィールは消えるので、もしかしたらアプリのスクショを保存していただけかもしれません。でも友人には念のため、「付き合った後もアプリを残しているとトラブルに発展しやすいから彼女と二人で退会した方がいい」と助言するように勧めました。
ただのスクショであることを願いたいです。