仕事をしているときや考え事をしているとき、大事な決断をしなくてはならないとき、趣味に没頭したいときなどに「もっと高めたい!」と思うのが“集中力”。

集中力が高まると、自分が思っている以上のひらめきが得られたり、作業効率が上がったりといった嬉しい効果にも期待できるでしょう。

ですが、「集中力を高めよう!」と思ったところで一体どうやって?

集中力は高めようと思ってすぐに高められるものではありません。

そこで役に立ってくれるのがヨガで、ヨガには集中力を高める訓練にもなるポーズがいくつもあります。

今回はその中から「賢者のポーズ」について、得られる効果と正しいやり方を解説していきたいと思います。

ヨガの「賢者のポーズ」とは?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ここで紹介するのはヨガの「賢者のポーズ(ヴァシシュタ・アーサナ)」。

“ヴァシシュタ”とは、インド神話の7人の聖人に数えられる人物のこと。

賢者のポーズは、身体の前面を下に向けて両手両脚で支えるプランクの横向きバージョン、横向きのプランクとも呼ばれる片側の手と脚で身体を支えるポーズなのですが、手足に加えて腹部の筋力と全身のバランス力も欠かせません。

キープするためには高い“集中力”が必要となり、それを鍛錬することができるポーズでもあります。

次は、賢者のポーズで得られる効果について詳しく解説していきます。

「賢者のポーズ」で得られる4つの効果

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

体幹の強化ができる

一見、手と脚の力で身体を支えているように見える「賢者のポーズ」ですが、体幹(頭部・四肢を除くすべての部分)の力を中心に身体を持ち上げています。

体幹が強化されることで身体の軸が安定し、肩関節や股関節、肩甲骨の動きがスムーズになり、さまざまなヨガのポーズが取りやすくもなるでしょう。

ブレない心を手に入れる

身体の安定が得られると、心もまたブレにくい状態へと近付けることができると言われています。

これには、集中力もそうですが自分に自信をつけるといった効果も含まれているでしょう。

脇腹のシェイプアップ

賢者のポーズで横向きになったとき、特に下側にあるほうの脇腹は身体を持ち上げ、支えるために筋肉が使われるのでシェイプアップ効果に期待することができます。

ポーズの最中、お腹をへこませてしっかりと息を吐くことで腹部を横から包むようにつながる“腹横筋”が使われてシェイプアップ効果をさらに高めることができるでしょう。

背中のシェイプアップ

体幹に含まれるのですが、賢者のポーズは身体の背部に位置する脊柱起立筋群や広背筋といった筋肉も鍛えられます。

このポーズはターゲットマッスルとなるため、背中のシェイプアップを望む人にもオススメです。