夏になると開放的な気分になり、新しい恋愛に胸躍る人も多いはず。青い海や白い砂浜を見るとついつい盛り上がってしまう恋心ですが、夏だからこその思わぬアクシデントにあう人も…。今回は実録シリーズ「夏に起きたトホホなエピソード」から、過去の人気記事を再録します(初公開2017年8月27日、情報は掲載当時のものです)。
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今年の夏、出会いにつながりそうなことって、やってみましたか? ところが、ここに頑張ってトライするも、無残に計画が砕け散ったという女性がいます。詳しく話を聞いてみると…。
外国人男性との花火大会合コンにワクワク
都内の広告代理店に勤めるOL・F美さん(24歳)。独身で彼氏募集中である彼女の今年の秘策は、なんといっても花火大会合コンだったとか。
しかし、女友達3人で気合を入れて企画したはいいものの、合コン相手の男性がなかなか見つからないという事態に。そんな中、メンバーの1人であるK子から朗報がありました。
「海外に留学してた友達のTくんが、外国人の友達を連れて一時帰国することになったというんです! これはちょっと期待できるぞ、とみんな色めき立ちました」
ちょうどいいことにTくんが帰国するのは花火大会の前日でした。会える算段がつき、花火大会合コンは開催が決定! ともすれば外国人のイケメン彼氏ができるかも!? とワクワクし通しだったとか。
やってきたのは縦にも横にもデカいアニメオタクたち
そして当日。浴衣姿にお寿司やウナギの蒲焼などの和食弁当持参で集まったF美さんたち。まさに気合十分といった出で立ちだったのですが、最寄り駅で待っていてくれたTくんとその一行を見た瞬間、F美さんたちはフリーズしたといいます。
「そこにいたのは、縦にも横にもデカい白人男性3人でした。Tシャツには萌え系アニメのキャラがでかでかとプリントされていて、私たちはそれを見た瞬間『終わった……』と感じました」
そう、海外からやってきたTくんの友達は、全員が一種の日本文化である“萌え”に魅せられた生粋のアニメオタクたち。
ただし、ハマりはじめたのが最近のため、日本語はほぼ理解できない状態だったそうです。唯一発音できる日本語はなぜか90年代の漫画のタイトル「電影少女(ビデオガール)」のみ。ビデオガールって日本語じゃないですが……。
「とにかくコミュニケーションくらいとらなきゃと思って、片言の英語を駆使してみたのですが、彼らはギリシャ人だったので英語も通じませんでした」