海水浴場で彼氏のもとへ駆け出したら足首に“バンッ”と衝撃が
本調子ではない早川さんのためにおいしいもの巡りは中断し、代わりに彼が連れて行ってくれたのは海。想像以上にきれいな日本海の海水浴場に、再び浮かれ気分が戻ってきたとか。
「まだ泳ぐ気力はありませんでしたが、水平線を眺めたり足を海水につけたりするだけでも気持ちよくて。キャッキャと年甲斐もなくはしゃいでしまいました」
そんな早川さんに、またも恐ろしい出来事が……。
「夕方になり海に沈む夕日を眺めていたのですが、あまりにも美しく感動的で、この感動を分かち合おうとパラソルの下で昼寝中の彼氏のもとへ駆け出したんです。すると、砂に足を取られバランスを崩しかけてしまい、その瞬間足首に“バンッ”と衝撃が走って……。何が起こったのかわからぬまま、その場に崩れ落ちてしまいました」
異変に気づいてやってきた彼氏に支えてもらうと立って歩くことはできましたが、先ほどの衝撃は尋常ではありません。ジンジンと痛みもあり、またもや近くの救急病院に行くことに。そして診察してもらった結果、今度はなんと「アキレス腱断裂」だったのです。
アキレス腱断裂で旅行中断。災難続きでお祓いに
「旅先で2回目の救急病院、そしてシャレにならない事態に、私も彼氏もただただ茫然。淡々とギプスなどの処置を受け、淡々と今後についての指示を仰ぎ、予定を変更して翌日朝早くの新幹線で帰りました。痛みは思ったよりひどくなかったですが、ギプス+松葉杖で旅行続行は難しいですからね……」
帰京後、自宅近くの病院で手術を受けた早川さん。入院と松葉杖生活で、残りの夏は何も楽しめずに終わったそうです。
「母親には『いい歳して浮かれて食べすぎたり慣れない砂浜で走ったりするからよ!』と呆れられました。ホント、その通りですよね……。友人たちからは『何かにとり憑かれてるんじゃ?』『お祓(はら)いにいったほうがいいよ!』などとさんざん言われ、本気で不安になって護摩祈祷に行きました。そのおかげか、あれからケガなどはしていません」
ちなみに、夏旅行がお互いにトラウマになってしまったのか、今年は彼からも旅行の話は出ず自分からも旅行の話は持ちかけず、特に思い出のないまま夏が終わってしまいそうとのこと。仕方のないことかもしれません……。
―シリーズ「夏に起きたトホホなエピソード」―
<TEXT/丸本綾乃 イラスト/鈴木詩子>
―夏に起きたトホホなエピソード ―
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