阿部寛さん(58)が主演を務める、内田英治監督の最新作『異動辞令は音楽隊!』(8月26日公開)が、現地時間の22日、ニューヨーク・アジアン映画祭でワールドプレミア上映され、阿部さんと内田監督が出席しました。
阿部さんは、過去にはイ・ビョンホンさん、カン・ドンウォンさん、ドニー・イェンさんらが受賞した、アジアで最も活躍する俳優に贈られる“スター・アジア賞”を日本人で初めて受賞。授賞式にて喜びを英語でスピーチしました。その直後、本編上映中の貴重な時間に、阿部さんと内田監督へのオンライン取材が叶いました。
日本での舞台挨拶より緊張しなかった
――“スター・アジア賞”受賞おめでとうございます。
阿部寛さん(以下、阿部)「いやあ、お話しを聞いたときはビックリしました。アジアの有名な方々が取られている賞を僕が。感謝しかないです。さきほど満席の授賞式で挨拶させていただいたんですけど、僕の拙い英語のスピーチも、みなさん温かい雰囲気で受け止めていただけて嬉しかったですね」
――緊張されましたか?
阿部「会場に入る前は一瞬緊張したんですけどね。本当に温かい雰囲気なものだから、すぐに緊張は解けました。日本での舞台挨拶より緊張しなかったくらいです(笑)」
阿部さん登場に会場は大盛り上がり
――内田監督は、阿部さんがトロフィーを受け取る姿をご覧になっていかがでしたか?
内田英治監督(以下、内田)「僕は客席から見ていましたのですが、いや、すごかったですね。とにかく盛り上がってお祭りのようなんです。日本の映画祭の厳粛さもいいですが、こうした雰囲気もいいですね。阿部さんが登場しただけで『テルマエ・ロマエ』の!といった感じで、大盛り上がりなんです。みなさん、阿部さんを見て楽しんでいて、そんなみなさんを見て僕も楽しんでいました。そうした熱狂の中で、はにかんでいる阿部さんもよかったです(笑)」
――Q&Aは上映後とのことですが、海外プレスからのインタビューは受けましたか?
阿部「受けました。何気ない質問が多かったです。すごくフレンドリーで。もっと突き詰めた質問をされるのかと思ってたんですけど、本当に楽しみに来てくださったんだなと感じました」
内田「なにか仕事というよりも、インタビュー自体を楽しみたいといった感じが伝わってくるんです。自分たちが観た映画のことを、その映画を作った人たちと話したい!という印象でした」