職場には、さまざまな年齢・出身地・経歴を持つ人が集まります。コミュニケーションに気を遣うシーンが多いなか、特に異性との距離感に悩む人も多いでしょう。今回は、ストレスフリーな人間関係を築くために必須である、職場の異性との適切な距離感をつくる方法を紹介します。
職場の異性との適切な距離感とは
まずは、適切な距離感とはどんなものなのか、解説します。
特に異性との距離感を意識するうえで大事なポイントもピックアップしたため、目を通してみましょう。
仕事上のコミュニケーションが難なくできる距離感
大前提として、職場での付き合いのある人である以上、仕事上のコミュニケーションが難なくできることが必須です。
男女関係なく当てはまる項目であるため、特に意識しておきましょう。
特に、下記のようなことを意識しておくことがおすすめです。
- 毎日の出勤時(退勤時)にきちんと挨拶をする
- 細かな報連相を徹底する
- 社内で情報格差が出ないよう、情報共有を密に行う
社会人として基本的なコミュニケーションができていれば、特に問題はありません。
反対に、思わず話しかけることをためらってしまい、仕事上のコミュニケーションに支障が出るような距離感は、不適切だと考えましょう。
お互いを信頼し合える距離感
特に言葉がなくとも、お互いを信頼し合えるような距離感が大切です。
信頼し合える距離感があれば、必要最低限のコミュニケーションで仕事ができ、お互いに仕事がしやすくなるためです。
例えば、期限にしっかり間に合う仕事をしてくれたり、「あの人であればやってくれるはず」と思われたりすれば、自然な信頼関係が生まれます。
一方で、相手の仕事ぶりや人間性をつい疑ってしまいたくなるような関係性だと、距離感が遠くなってしまいます。
また、無条件に信頼し合うような盲目的な関係性も、距離感が近すぎるためビジネスシーンには向きません。
嫌なことは嫌と言える距離感
嫌なことはしっかり嫌と言える距離感は、お互いのために重要なポイントです。
職場の異性とは、男女という違いだけでなく、年齢や役職の違いも生じます。
そのため、下記のようなストレスも発生しやすくなってしまうでしょう。
- セクハラのようなことをされているが、上司であるため言い返しにくい
- 上司として指導しているのか、ただのパワハラなのか見分けがつかない
- プライベートでの誘いが多いが、職場の人間関係を超えている気がする
どの段階で嫌と主張していいかの見極めが難しく、時には一方的に我慢して付き合わなければいけないなど、障害が発生します。
例え嫌だと伝えても仕事上の関係性にヒビが入らず、昨日と同じように付き合える距離感であれば、異性であっても信頼できそうですね。
いざというときに相談できる距離感
本当に困ったことがあったら、相談し合える距離感であることが理想です。
「この人なら絶対に力になってくれるはず」と信頼できるような関係性であるとなおよいです。
「異性だから」と変に遠慮せず、困っているときにお互いを自然に頼る適切な距離にすることを目指しましょう。
しかし、プライベートな相談には注意が必要です。
特に恋愛関係の相談をすると、職場での人間関係以上に踏み込んだ関係性になりかねず、距離感が近づきすぎてしまう恐れがあるでしょう。
あくまでも仕事上の相談だけに限定することをおすすめします。