6.病気かも?と思ったら動物病院へ
目やにの量が増えてきた。目やにの状態がちょっと心配…。
そんなときは、できるだけ早く動物病院へ連れていきましょう。
動物病院では、その目やにの異常の原因となるものを探し、根本的なアプローチをしてくれるので、病気などの早期発見・治療につながります。
7.上手な猫の目やにの取り方
心配のいらない目やにでも、汚れが気になるときはきれいにケアしてあげると良いでしょう。
~手順~
① やわらかいコットンをぬるま湯に浸し、しっかりと絞ります。
② コットンを目やにや汚れの部分に数秒当て、目やにや汚れを温めながらふやかします。
③ スッとコットンを滑らせるように、毛の流れに沿ってやさしく拭き取ります。
④ 最後に、目の周辺に残った水分を拭き取りましょう。
コツ
- ゴシゴシ擦ってしまうと粘膜を傷つける恐れがあるので、力を入れずにそっと拭き取りましょう。
- 突然体を抑え込むようなことはせずに、顔周りをやさしくなでながら、リラックスしている状態で行いましょう。
8.上手な猫の目薬のさし方
動物病院で受診をした際には、目薬を処方されることもあります。いざというときに自宅で上手に点眼ができるよう、上手な目薬のさしかたを確認しておきましょう。
~手順~
① 猫の背後にまわり、両手を使って猫の首元・頭をしっかりと支えます。このとき、目薬は頭を支える方の手に持ちます。
② 頭を支えている手で、猫のまぶたを軽く引き上げます。
③ 目薬の先端が目に当たらないよう、目から1cmほどのところから点眼します。
コツ
- 椅子に座り、猫を脚の間に挟んで固定させると点眼しやすくなります。
- 上まぶたと白目の間くらいに落とすと、しっかりと目の中で薬が広がります。
9.人間の目薬はNG!困った時には動物病院へ
愛猫の目に異変が…。そんなとき、たとえ人間用の目薬を持っていたとしても猫への使用はNG。猫用の目薬と人間用の目薬で同じ成分が使われているものもありますが、そこに含まれる成分の量が違うため、悪化や炎症などにつながってしまいます。
また、猫用の目薬として市販のものもありますが、決して自己判断はせずに、動物病院で処方されたものを使用しましょう。
10.まとめ
猫の目やには、人間の目やにと同じように新陳代謝として分泌されるもので、少量であれば心配はいりません。
目やにの量が多かったり、色や粘度の様子がいつもと違ったら要注意。何かしらの病気のサインと言えるため、自己判断や放置はせずに、できるだけ早く動物病院へ連れていきましょう。
病気の早期発見・治療のためにも、愛猫と楽しくスキンシップをとりながら、日常的なアイケアをおすすめします。
提供・犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)
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