お互いに好意を抱いているにもかかわらず、その本心を隠しながらストーリーが展開する恋愛ドラマは多いです。そんな中、7月6日から放送スタートした『みなと商事コインランドリー』(テレビ東京系、水曜深夜0時30分~)は、ストレートな愛情表現がバンバン飛び交い、胸のキュンキュンが止まらないドラマになっています。
イケメン高校生のいろんな表情にキュンキュンする
本作は、古びたコインランドリーを祖父から継いだアラサーの湊晃(草川拓弥)と、そこに客としてやってきたイケメン高校生の香月慎太郎(西垣匠)の恋模様を描いた“ゆるキュン”BLです。原作は、漫画・缶爪さわ、原作・椿ゆずによる同名漫画。
年下ながら積極的にアプローチする慎太郎に対して、晃はまんざらでもない雰囲気ではあるものの「高校生には手を出せない」といつもはぐらかしてばかり。それでも、諦めずに一途に晃を想う、慎太郎の若々しく真っすぐな姿勢がとにかく可愛らしいです。要するに、慎太郎にニヤニヤが止まらない恋愛ドラマと言えるでしょう。
1話では慎太郎は晃のためにクッキーを作ったのですが、晃はクッキーを喜びつつも、「これも美味かったけど、今度からは酒のつまみ、よろしく」と言いながら頭を撫でます。その時の慎太郎の、喜びに満ち溢れた顔はたまりません。晃よりも背が高いにもかかわらず肩を丸めて上目遣いをする慎太郎のピュアな姿に、心を持っていかれた視聴者は筆者だけではないはず。
「好きな人をめちゃくちゃにしてやりたい」
また、慎太郎の表情だけではなく、晃の手を掴んで見つめながら「湊さんは俺に『性欲なさそう』って言ってたけど、好きな人をめちゃくちゃにしてやりたいと思うくらいの性欲はあります」「今すぐどうこうしようとは考えてません。お友達から始めてもらえませんか? 湊さん、俺と友達になってください」とハッキリと好意を伝えるハートの強さも素晴らしい。
さらには、普段は強気にアプローチしている慎太郎ではありますが、どうしても晃の家に行きたいのに断られてしまい、ふてくされて漫画雑誌を読む姿には、幼さを感じられてキュンとしました。主導権がたまに晃に移動した時は、慎太郎の意外な一面が見られるチャンスなので今後も期待したいです。