上司にプレゼントを贈る機会はそう頻繁には無いですよね。いざ上司にプレゼントを贈るとなると何を選べば良いのか、見当がつかなくて困った……という方も多いでしょう。そこで、上司へのプレゼント選びに押さえておきたいポイントをご紹介します。

上司にプレゼントを贈るシーン

上司に喜んでもらえるプレゼント選びのコツとおすすめギフト紹介
(画像=『Rolmy』より引用)

まずは、上司にプレゼントを贈るシーンにはどんなパターンがあるか確認しておきましょう。

普段の感謝を伝える上司にプレゼントを贈りたいシーン

上司に喜んでもらえるプレゼント選びのコツとおすすめギフト紹介
(画像=『Rolmy』より引用)

・部署異動や転勤……年度末や四半期ごとにある人事異動のタイミング
・定年退職……会社で定めた定年を迎えての退職
・還暦……60歳のお祝い
・昇進や昇格……役職が上ったり、社内の評価が上るなど
・上司の家族の祝い事……子供の結婚、孫の誕生など
・誕生日

一緒に働いた期間や、付き合いの度合いにもよりますが、上記のようなタイミングにプレゼントをする機会がありますね。

ひと昔前は、お中元やお歳暮を直属の上司に贈る慣習が割と一般的でした。
しかし今は「虚礼廃止(きょれいはいし)」として、形ばかりで意味がない儀礼を廃止する風潮が強く、社内の上司にお中元やお歳暮を贈るケースは少ないです。

だからこそ、日ごろの感謝の気持ちを、上記のような機会に合わせて伝えられると良いですね。
誕生日や家族の祝い事などは、プライベートな付き合いのある上司に限られてきますが、さり気なく気に掛けている感が伝わって、とても喜んでもらえます。

上司にプレゼントを贈る時の基本のマナー

上司に喜んでもらえるプレゼント選びのコツとおすすめギフト紹介
(画像=『Rolmy』より引用)

上司に喜んでもらえるプレゼントを贈るには、基本的なマナーを押さえる必要があります。
せっかく選んだプレゼントが、思わぬところで失礼に当たってしまったり、プレゼントに相応しくない物だったら悲しいですよね。

大人女子として、しっかりマナーを頭に入れておきましょう。

上司に贈るのはNG!避けた方がよい物

■ 靴下・スリッパなどの履物

ちょっとしたプレゼントに選びがちな物ですが、足元に関係するアイテムには「相手を踏みつける」という意味があるので、上司へのプレゼントとしてはふさわしくありません。

「あなたを踏み台にする」という、思ってもいないメッセージとして捉えられては大変です。
若い上司ならあまり気にすることは無いと思いますが、年配の方ほど、こういったマナーを気にする場合があります。

メインのプレゼントが他にあって、組み合わせのアイテムとして足すくらいなら良いでしょう。

■ ハンカチ

プチプレゼントの定番のような物なので、ハンカチNGとなると、ビックリ!だと思います。
ハンカチを日本語で書くと「手巾(てぎれ)」となり、「縁が切れる・手が切れる」という縁切りを想像させてしまうことから、贈り物にはしない方が良いとされています。

しかしこれも、若い世代には知られていない事が多いので、あまり気にしなくても良いかもしれません。

ブランド物のハンカチや、名前を入れたこだわりのハンカチであれば問題ないとされています。
ハンカチを贈るなら、シンプルな無地よりも、こだわった柄などを選ぶと良いでしょう。

■ ナイフ・包丁などの刃物

「料理好きな上司に包丁をプレゼント」「自分じゃ買わないけどあると嬉しいお洒落なペーパーナイフ」など、選びたくなる場合もあるでしょう。

でも、上司に限らず刃物を人に贈るのは基本的にNGとされています。
「縁を切る・仲を裂く・傷つける」など、良くないイメージを持たせてしまう可能性があるので、本人のリクエストでもない限り、選ばないほうが良いです。

スプーンやフォークとセットになったカトラリーのナイフであれば大丈夫です。
単品で贈るのはやめておきましょう。

■ アクセサリー

アクセサリー、ジュエリー系は、特別な人だけに贈るイメージが強く、恋愛感情がこもったプレゼントと取られる可能性大です。
数人で共同で贈る場合であれば、個人的感情とは受け取られないと思いますが、自分だけで贈る場合はやめておきましょう。

■ 生活必需品

上質なギフト用の高級タオルなどは別ですが、いわゆる消耗品に近いような生活必需品も上司への贈り物には適していません。
「生活の足しに……」というメッセージに取られるかもしれませんので、どうせ使うからと言って選ばないようにしましょう。

■ 現金・商品券など

「何を贈って良いか分からないし、要らない物を貰うより良いハズ!」と思ったとしても、上司に現金や商品券を贈るのはNG行為です。
上司が部下に「餞別」として渡すのとは意味が違います。

お金を渡すと「お金に困っている」というメッセージに受け取られてしまう可能性があり、上司に対しては、失礼な行動にあたるのです。

商品券なら良いのでは?と思うかもしれませんが、現金と同様の扱いなので辞めておきましょう。
目的がハッキリしている「旅行ギフト券」のようなものであれば、「ゆっくり旅行を楽しんで下さい」という気持ちが伝わるので問題ありません。

渡すタイミングで気を付けたいこと

■ 自然に受け取れるタイミングで

何も理由が無いのに贈り物をされたら、「何か裏があるのでは……?」と勘ぐってしまいますよね。
上司の誕生日や昇進、昇格などの分かりやすいタイミングで、さり気なく、ちょっと他の人よりも早く渡せるとより喜んでもらえるでしょう。

■ 持ち帰るのに困らないものを

上司が車通勤の方であれば、大きい物や重たい物でも大丈夫ですが、電車や自転車通勤の場合は、持ち帰ることができるサイズを考慮してプレゼントを選びましょう。

転勤のタイミングなどで、すでに引っ越しの準備をしている可能性もある場合も、場所を取るサイズのプレゼントは迷惑になってしまうので、避けた方が賢明ですね。

ご自宅に配送するのがOKであれば、上司の方に確認のうえ、発送するのもアリです。
その場合は、受け取り可能な日時の確認も忘れないようにしましょう。

■ プレゼントを渡す日の予定を確認

いざプレゼントを渡そうと思って出社したら、上司が出張で不在……となると拍子抜けです。
それなら別の日に渡せば良いですが、確認しておきたいのは、プレゼントを渡した後の上司の予定です。

何か用事があって、真っすぐ家に帰らない予定だったとしたら、プレゼントを受け取っても会社に置いていかなくてはならないので、気を遣わせてしまいますよね。
上司のその日の行動予定を、事前にリサーチしておきましょう。

花束や食べ物系を贈る場合は、特に気を付けたいポイントです。