つけ襟は服の印象を簡単にかえてくれるおしゃれで便利なアイテムです。今回はつけ襟のいろいろな作り方をご紹介します。自分で作れば襟の形や飾りつけなど自由にできます。簡単に手作りできる方法もご紹介しますので、ぜひ自分好みのつけ襟を作ってみて下さいね。
つけ襟はどうやって使う?
①Tシャツなどの上からつける
Tシャツやニット、丸首のワンピースなどの上からつけるタイプは、着替えた後に鏡を見ながらコーディネートの仕上げとして使うことができます。服の雰囲気を簡単に変える事が出来るので、同じTシャツでも全く違う印象になります。つけ襟を取り換えるのも簡単です。
②Tシャツなどの下につける
Tシャツなどの下につけるタイプもあります。こちらのタイプは襟ぐりの深い服の下にもつけることが出来ますし、ずれる心配も少なく使いやすいつけ襟です。上からつけるタイプでは難しい、ハイネックやタートルネックなどのつけ襟もあります。
簡単なつけ襟の作り方2選
①Yシャツをリメイクしたつけ襟の作り方
つけ襟を手作りするなんてちょっと大変そうという方に、まずは一番簡単な作り方をご紹介します。それは不要になったYシャツの襟を使うことです。襟の立ち上がり部分の下でカットして、一番上のボタンをそのまま利用します。ビーズやパールなどをつけて自分好みにできるのはハンドメイドならではですね。
②リメイクでTシャツの下につけるつけ襟の作り方
また、市販のシャツを利用してTシャツやVネックなどの下につけるタイプの襟を作ることも出来ます。肩と胸の辺りまで大き目にカットして、カットしたところがほつれてこないよう端の部分を三つ折にして縫います。前身頃と後ろ見頃を脇の下の部分でゴムでつないでおくと、めくれ上がることなく安心です。
丸襟のブラウスなど前開きであれば好きな服で作れるのがハンドメイドの良いところです。Tシャツやニットの印象を簡単に変えられますね。襟まわりを大き目にカットしてあるので、第1ボタンや第2ボタンなどを開けてつけることも可能です。袖がないので、重ね着よりスッキリします。作り方の動画をご紹介します。
丸襟のつけ襟の作り方2選
作り方①リボンで結ぶ丸襟
丸襟のつけ襟もかわいいですよね。布で丸襟のつけ襟を手作りする時に、用意するものは表用の布、裏用の布、布が薄い場合は接着芯、リボン、ミシン糸です。ミシンの方がきれいに仕上がりますが、中表に縫ってひっくり返すので縫い目はあまり目立ちません。手縫いでも大丈夫です。作り方は、次の通りです。
丸襟の作り方
好きな襟の形を写し切り抜いて型紙を用意する
型紙に合わせて表布、裏布を裁断する
布が薄ければ接着芯を貼る
表布の両端にリボンをつける
裏布を表布に中表に合わせて周りを縫う。襟ぐり側の後ろ中心は返し口として3cm位縫い残す
縫い残したところから表に返す。角などは目打ちなどで整える
返し口の縫い代は内側に折りこむ
返し口をまつる
作り方②とめ方を工夫した丸襟
ボタンホールを作るのは大変ですし、丸襟はボタンが見えない方がかわいいので、スナップボタンでとめる丸襟はいかがでしょうか。表布と裏布と二重になっている丸襟の場合は、表に出ないように縫い付けることが出来るので見た目もすっきりします。スナップボタンの付け方はこちらで紹介していますので、参考にして下さい。
フェルトのつけ襟の作り方2選
作り方①リボンを後ろで結ぶフェルトのつけ襟
フェルトを使ったつけ襟もかわいいですよね。リボンを使えばボタンホールも必要なく調節もしやすく簡単です。まずは好みのブラウスの襟を写した型紙を作ります。型紙は市販のものやネットなどにもあります。襟は右半分と左半分に分けて作り、後ろでリボンで結びます。
用意するものはフェルト、布用ボンド、装飾するパールやビーズ、ボタンなどです。左右の襟は前でつなげておきますが、ボンドでとめてもいいですし、2枚の襟を重ねて表にボタンやビーズ、パールを縫い付けると仕上がりがきれいです。
リボンを後ろで結ぶフェルトのつけ襟作り方
好きなブラウスの襟を半分に折り、トレーシングペーパーなどに写す
トレーシングペーパーを切り、フェルトに載せてうつす
フェルトをカットし、首にあててみて微調整する
フェルトにボンドでパールなどを付けて装飾する
左右の襟を前でつなげる(ボタンやビーズ、パールなどを縫いつけても良い)
左右の襟の背中側上の部分にボンドでリボンをつける
作り方②リボンを前で結ぶフェルトのつけ襟
リボンを前で結ぶタイプもかわいいつけ襟が出来上がります。作り方は後ろで結ぶタイプと同じですが、丸襟にするとキュートです。細いリボンを長めにしたり、太いリボンをしっかり結んだりと、リボンによっても印象が変わります。フェルトは切りっぱなしで良いので作りやすいです。
またフェルトを芯にして布をボンドで貼りつけると、簡単にお好みの布でつけ襟が作れます。型紙にそって縫い代なしでカットしたフェルトを布の上に置いて、布で包むようにします。内側は見えないので、1cmぐらい折り返せれば大丈夫です。シワになりそうなところは切り込みを入れるなどして下さい。
レースのつけ襟の作り方3選
①レースとリボンのつけ襟の作り方
リボン状になったレースにリボンをつければ簡単に上品なレースのつけ襟が出来上がります。首に回して前の部分の左右にリボンをつけて結ぶ他にも、網目の大きいタイプならレースの隙間にリボンをとおす方法もあります。
手作りする場合はレースを好みの長さに切ったら両端がほつれないように処理をします。次に襟ぐり側になる方を並縫いしてギャザーを寄せます。バイヤステープでそのギャザー部分を挟み縫います。両端は結べるように長く残しておいてそのまま縫い合わせるとリボンのようになります。ギャザー付きのリボンを使うと簡単です。
②レースとボタンのつけ襟の作り方
レースのハンドメイド用襟パーツを2枚用意して作る方法もあります。2枚のパーツを後ろで縫い付けて、前で開閉できるようにします。大き目の網目のレースの穴をボタンホールとして利用すると簡単です。パールボタンを使うとかわいいです。
③レース編みのつけ襟の作り方
手編みのレース編みのつけ襟も繊細で可愛らしいですね。色を変えるとまた印象も変わります。難しそうに見えますが、手編みのレース編みのつけ襟の作り方の本がたくさん出ています。サイズは小さいものなので、週末などを利用してトライしてみませんか。布のつけ襟の下につけてもいいですね。