時間を作って、獣医師の診察を受けましょう!

授業の1時間目にあるように、子猫が順調に成長している状態なのかどうか?

体重が適正であるかどうか?
何らかの病気になっていないかどうか?
ノミ等の外部寄生虫が寄生していないかどうか?
母動物から移る寄生虫などに感染していないかどうか?
などを確認する必要があります。

これらのことだけでなく、全身の健康状態、その後の健康管理に関してなど細かなことを相談していくことができるように、この時期にかかりつけ医をみつけ子猫を診て貰うようすると良いです。また子猫は下痢だけでなく、ミルクが合わない場合には便秘になることもあるので注意してあげましょう。

★市販のミルクも様々あります。ミルクの種類によっては体に合わない、ということがあるので色々試してみることも必要となることがあります。最初に買うミルクは小さめの缶を選びましょう。

【獣医師監修】もしも、不幸にして親のいない新生子期の子猫と遭遇することがあったとき…【じゃれ猫ルーム】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

子猫の子育てQ&A

子猫を拾った時に、まずどうすればいいのでしょうか?

獣医師の診察時間内であれば、動物病院へ連れて行くことが一番です。何故なら動物病院には子猫用のミルクや哺乳瓶が置いてあることが多いので、手っ取り早く全ての準備が出来るという利点があります。また、こまごまとした疑問・質問に獣医師が答えてくれ、必要な検査が一緒にできる、隠れている病気がみつかるということがあります。動物病院が開いていない時間帯であれば、まず保温を行い、ついで哺乳瓶と猫用ミルクを調達し、哺乳または、ブドウ糖液を与えるようにしましょう。

子猫へのミルクの与え方は?

市販の子猫用の哺乳瓶を用いてあげるようにしましょう。スポイトやシリンジ等を使う方法もありますが、慣れていないと気管へミルクが入ってしまい誤嚥性肺炎を起こすことがあります。最初は哺乳瓶から飲むことを嫌がる子猫でも2~3日もしたら、慣れて吸い付くようになります。どうしても哺乳瓶になれないこの場合にはカテーテルなどによる投与方法などでミルクを与えるという方法もあります。この方法は医療器具が必要なため、かかりつけの動物病院で聞くと良いでしょう。

子猫の離乳を何時から開始したらよいでしょうか?

子猫に乳歯が生え始めたら離乳の合図です。ミルクを与えながら近くに離乳食を用意してあげましょう。離乳食は子猫用のドライフード1に対して、水を3の割合で混ぜどろどろにしたものを用意します。水の代わりに慣れたミルクを混ぜておくのも良いかもしれません。 最初は初めての食べ物を嫌がるかもしれませんが、ペースト状のフードを鼻の先か、口の周りに少量塗って上げると、自然と舐め、そのうち食べ始めるようになります。  離乳食を開始し始めたときには、飲み水も一緒に置いて上げることを忘れないようにしましょう。

【獣医師監修】もしも、不幸にして親のいない新生子期の子猫と遭遇することがあったとき…【じゃれ猫ルーム】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)


提供・犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)

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