寝る前にしっかり洗ったのに、起きたら頭にがっつり汗をかいている、というのが夏の朝の日常。シャンプーをすればいいのですが、そんな時間の余裕もありません。
そこで気になっていたドライシャンプーを試してみることに。夏の忙しい朝に家で使うことを前提とし、本当にシャンプーをしたような感覚を得られるかを検証したいと思います。
最も簡単に入手できた2種類で試してみます
ドライシャンプーとは、水やお湯を使わずに頭皮の汚れや臭いを取り除く方法。スプレータイプ、シートタイプ、ミストタイプ、パウダータイプなどがあり、アウトドアや災害時にも活躍してくれます。
今回購入したのはこちらの2つ種類。コーセーの「STEPHEN KNOLL NEWYORK」と資生堂の「水のいらないシャンプー FRESSY」です。
選んだ理由はズバリ、近所のドラッグストアにあったから! 思い立ったらすぐに購入できるこの手軽さ、大切じゃないですか? ちなみに別の系列のドラッグストアをのぞいてみたところ、やはりこちらの2種類しかありませんでした。ひょっとすると、ドライシャンプー業界のド定番アイテムなのかも……?
STEPHEN KNOLL NEWYORKのスプレー缶から漂う高級感!
まずは「STEPHEN KNOLL NEWYORK」からチェック。シンプルなデザインと英語表記で覆われたスプレー缶が、高級ヘアサロンを思わせる雰囲気を醸し出しています。
記載された説明によると、頭皮と髪のべたつき、臭いを解消しつつ、洗い立てのような髪に仕上げてくれるそう。
頭皮と毛髪ケア成分として、植物由来パウダー(オクテニルコハク酸デンプンAI)、カワラヨモギ花エキス、チョウジエキス、緑茶(チャ葉)エキス、天然ビタミンE(トコフェロール)、ホホバオイル(ホホバ種子油)が入っているとか。これだけたくさん入っていると、何となく効果がありそうですが、美容には非常に疎い筆者。こればかりは実際に体感するしかありません!
こちらはスプレータイプの商品。火気と高温には注意が必要です。
内容量は通常品は134mLですが、私が購入したものは期間限定品で20%増量の160mLです(2022年6月14日購入時点)。価格はまったく同じだったので、今のうちに買っておいたほうがお得ですね。
ふわさらな感触と香りは、シャンプーをした後に近い感覚
ドライシャンプー初体験ということもあり、使用方法をしっかりと確認します。
髪から15~20cm離して、頭皮や髪の根元に噴射。頭皮全体になじませたら、手ぐしかブラシで整えます。
量についての記載はなく、1秒以上噴射しないようにという注意書きがあるのみ。今回は頭の右半分に4回、左半分に4回、計8回を短めに吹き付けました。
使用前は寝汗による湿り気が少し気になりましたが、使用後に頭皮に触れてみたところ、さらさらとした感触で、べたつきは一切なし! ふわっとした仕上がりで粉っぽさはなく、指通りもばっちりです。そして少しだけスースーとする気も……?
匂いはというと、すっきりとしたフローラルといったところ。強すぎる香りでごまかすといった感じではなく、シャンプー後に自然に香るような程度です。
手触りと香りだけで言えば、むしろ雑にシャンプーをしたときよりもいいと思えるほど。しかも所要時間は約1分。これだけ簡単に匂いやべたつきが抑えられるのであれば、使う価値はあると思います。
なお、この日の最高気温35度。外出をし、夕方に頭皮に触れたところ、使用直後ほどではありませんが、さらさら感と香りが残っていました。持続性もある優秀アイテムです!