WOWOWにて7月24日より放送・配信される『連続ドラマW 雨に消えた向日葵』(全5話)で主演を務めるムロツヨシ。これまでコミカルな演技が評価されてきたムロだが、今作ではそんなイメージを大きく覆すような重厚な役に挑戦している。

ムロツヨシが“シリアスな”陰のある刑事を熱演「役者として新たな面を見せたい」
(画像=『女子SPA!』より引用)

喜劇があるからこそシリアスな演技も見てもらえる

 ある少女失踪事件の真相を追う刑事と、失踪した少女の家族の苦悩と執念の日々を描いたヒューマンミステリーのなかで、ムロは自身の妹を“ある事件”から守れなかったことを後悔しながら、懸命に事件の捜査にあたる刑事・奈良健市を演じる。

「最初はびっくりしました。台本を何度読んでも笑うところがなくて……(笑)。ただ喜劇を好んでやってきましたが、そればかりでは僕も疲れてしまうし、見ているほうも飽きてしまうかもしれない。喜劇があるからこそ、シリアスな演技も見てもらえる。役者として新たな面を見せられたらうれしいですね」

 今までにない役柄を演じ、演技の振れ幅が大きくなることが次の喜劇にも繫がると語るムロ。だが、普段と様子の違う撮影現場に苦労もあったようだ。シリアスなシーンが続くなか、演者には喜劇出身者が多く、気持ちの切り替えが大変だったと振り返る。