店員の不用意で無神経な発言にカチン
いざお会計という時、店員の口から耳を疑う様な言葉が飛び出し、真矢さんは眉間を押さえます。
「『お父様と一緒にいらしてお買い物ができるなんて素敵ですね』って、会計を担当してくれた子が言ったんです」
その後、「私の父と大違いです」とその店員は続けたそうですが、言った本人もすぐさまその場の空気を少し感じたようだったと真矢さんは苦笑交じりに言います。
どちらでも構わなかった真矢さんでしたが、一応夫であることを会計スタッフに軽く伝えたそう。
すると、その女子スタッフは目を見開き、驚いた様子で、「老け、いや、お歳を召して、あ、えと……」と、悪気は無さそうではあるものの墓穴を掘るワードを連発してしまいました。
「さすがにそれを聞いて私も我慢の限界がきて、一瞬カチンと頭にきてしまいました…。でも、極めて真面目な形相でしかも真っ赤になっているそのスタッフの様子を見かねた夫がフォローに入ってくれたんです」
夫の真摯な対応に愛情を再確認
夫は怒ったり不快感をあらわにしたりするようなことは一切せず、いたって穏やかに、
「客のプライベートな部分はできるだけ話題にしない方がよいですよ」と、ゆっくりとした口調で伝え、続けて、「夫婦に年齢なんて関係ないんだよ。お互いにとって一番大切な存在だったらね」と、優しくスタッフを諭したのです。女子スタッフはそれを聞くとキョトンとしながらも、商品を包装して手渡してくれました。
帰り際、一部始終を見ていた店長らしき人物と会計を担当した女子スタッフが出口までやってきたそうです。そして、今回の失礼な応対と言動を深く陳謝し、女子スタッフは涙ながらに深く挨拶をしたそうです。