マッチングアプリに怖いイメージはあったけれど
「あの頃はマッチングアプリやサイトで出会った事件のニュースも聞いていたので危ない、怖いというイメージが強かったんです。私自身は怖い思いはしませんでしたが、謎の多い人には会いました。
ある個人事業主の男性は東京出身なのに縁もないA県に来ていて、仕事内容をはっきり言いません。検索したらフェイスブックのアカウントがあり、海外旅行やオシャレレストランの“儲けてるアピール投稿”がたくさん出てきました。仕事内容もA県にいる事情もよく分からず、1回会っただけで関わるのはやめました。
他には、メッセージでは低姿勢で好印象なのに会ったら別人だったという男性もいました」
表は恵さんのお話をもとに筆者がまとめたものです
恵さんの婚活を振り返ると、2020~2021年に会った10人のうち5人がペアーズ経由です。都会の人にしたら「これだけ使ってたった10人?」という印象かもしれません。
その間、結婚相談所経由は0人でした。あとで恵さんに仲人の名前を聞いて検索したのですが、該当する結婚相談所が出てきません。もしかしたらもう廃業しているのかもしれませんが、それならちゃんと会員に報告すべきなのに。
「私も彼も、親にはマッチングアプリで出会ったとは伝えていません。県の出会いサポートセンターの登録に行くことなどは伝えていたので、親はもしかしたらそちらで出会ったと思っているかもしれません」
効率を重視したいなら、使えるものはすべて使って
もし地方で婚活をしていて、今もマッチングアプリは危なそうと避けている方がいるのなら、私は「怖がるのはそこじゃない」と伝えたいと思います。地方で出会い方をえり好みしていたら、変な人に会うリスクより、一生独身のリスクの方が高いのではないでしょうか。使えるものはすべて使ってみることをお勧めします。
結婚指輪結婚相談所への登録時には注意が必要です。ずさんな結婚相談所に当ってしまう率も高いので、知り合いの紹介ではなくネットで調べて複数の会社を比較検討しましょう。地元にこだわらず、オンラインで相談できる遠方のちゃんとしたところ、暇つぶしではなく仕事としてやっている結婚相談所に相談するのもアリです。
もちろん全てではありませんが、地方の婚活支援には、恵さんのように仕事をしながら婚活している世代の焦りや不安を解消する要素が欠けているところも多いのだなと思いました。婚活支援は、誰のためのものでしょう。お節介したい中高年の承認欲求を満たすための場になってはいないでしょうか。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
【関連記事】⇒マッチングアプリの女性「残念な写真」図鑑。上から自撮りは“昭和の証拠” 【関連記事】⇒昔の“エビちゃんOL”服で婚活する37歳。「変わらない」ことの危うさ 【関連記事】⇒婚活で“雑に扱われる”30歳女性の悲劇「ホテルに行ったら音信不通」
【他の記事を読む】⇒連載「私が結婚できないワケ」の記事一覧はこちらへどうぞ
<取材・文/菊乃> 菊乃 恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
提供・女子SPA!
【こちらの記事も読まれています】
>無印良品「メガネ拭き」が買い。パンプスの汚れも落とせちゃう
>手書きの「パスワード管理ノート」が人気。 便利&可愛いアイテム3選
>3COINS「マスク インナーパッド」で息苦しくない、リップもつかない!
>カルディのイチオシ調味料5選。「焼肉ザパンチ」「もへじ」が最強
>ダイソー“簡単泡立て器”が神、ふわっふわのオムレツが作れちゃった