インパクト強すぎの「仲人おばさん」登場

お見合いが決まると地元の「仲人ボランティア」とチャットができるようになり、そのボランティアが日程調整や会場決めを仲介し、お見合いにも同席するという仕組みでした。そしてボランティアに渡すお見合い料2,000円を当日に持っていくルールです。

地元で10年結婚できなかった女性が“決意”。「1年で結婚できた」最終手段
(画像=『女子SPA!』より引用)

「お見合い会場の喫茶店に着いたら、ボランティアのおばさんが先に1杯ドリンクを飲み干してました。『どんどん頼んで』って言われたんですけど、私も相手もコーヒーを頼んだだけなのにおばさんはサンドイッチも頼んでました。しかもおばさんは家族からかかってきた特に急ぎでもなさそうな用件の電話に普通に出て話していてびっくりでした」

ボランティア女性のインパクトが強すぎて、相手の男性とよく話もできなかったそう。試しに後日、もう一回会ってみることにしました。

もちろん、全ての出会いサポートセンターがこんな使いにくい仕組みなわけではありません。

例えば埼玉県の「恋たま」は民間の結婚相談所に近くスマホで相手探しができて同時並行でデートもできるし、お見合いだって初めから男女2名で会う仕組みです。ただし、“県ガチャ”に外れればA県のような使いにくいサービスしか受けられないのです。

調べると、A県の出会いサポートセンターは2022年からやっとスマホからも相手探しができるようになっていました。ただし、閲覧時間が1日60分までという制限付きです。

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ペアーズに登録したら、約1か月で彼氏ができた

このペースでは婚活がはかどりません。以前、効率重視のためにマッチングアプリも併用しようとを勧めて断られたことがありましたが、再度提案することに。

一番利用者が多くて結婚しているカップルも多いのがマッチングアプリだから登録してみませんかと説明したところ、恵さんは了承してくれました。

地元で10年結婚できなかった女性が“決意”。「1年で結婚できた」最終手段
(画像=『女子SPA!』より引用)

地方なので、使ったマッチングアプリは一番利用者が多いペアーズです。登録して3日で300~400人から「いいね」がきました。

A県で歳が近い男性は全て「いいね」を返し、1通目は「はじめまして。ご興味お持ちくださりありがとうございます。B市南部に住んでいるめぐみと申します。どの辺にお住まいですか?」と送ってもらいました。これで、会える距離に住んでいる人が1通目のやり取りで分かります。

何十人かマッチングしましたが、実際に会ったのは5人です。ちなみに、恵さんの未来の結婚相手もペアーズで出会いました。