広大な国土を有するカナダはヨーロッパからの移民が多いためか、コーヒー好きな人がたくさんいます。とくに寒い地域では、冷えた体を温めるためにコーヒーがよく飲まれているのだとか。

本記事では、カナダで人気のスペシャルティコーヒー専門コーヒーロースター「PILOT COFFEE ROASTERS(パイロット・コーヒーロースターズ)」をご紹介します。

カナダ・トロントを代表するコーヒーロースター『PILOT COFFEE ROASTERS(パイロット・コーヒーロースターズ)』

【カナダ・トロント発】数々の賞に輝くコーヒーロースター『PILOT COFFEE ROASTERS(パイロット・コーヒーロースターズ)』
(画像=Cafendより引用)

カナダ・オンタリオ州の州都トロントに拠点を置く「PILOT COFFEE ROASTERS(パイロット・コーヒーロースターズ)」。このスペシャルティコーヒー専門のコーヒーロースターは、地元っ子である「トロントニアン(Torontonian)」たちの中でも、コーヒーにこだわる人に愛されています。

カナダ人はコーヒー好き?

カナダの大都市トロントでは、ほかの大都市と同じく、テイクアウト用コーヒーカップを持って歩いている人をよく見かけます。もちろん、コーヒーが好きなのはトロントに住む人たちだけではありません。

国際連合食糧農業機関(FAO、Food and Agriculture Organization of the United Nations)の調べによると、2019年のカナダ人一人当たりの年間コーヒー消費量は約722杯でした。これは、日本人一人当たりの年間コーヒー消費量(344杯)をはるかに上回る数字です。

コーヒー好きな人が多いだけあって、カナダの街中には至るところにカフェがあります。例えば、1964年にオープンしたコーヒー・ドーナツチェーン店「ティム・ホートンズ(Tim Hortons)」は、カナダ国内に約3,000店舗を構えており、スターバックスよりも店舗数が多いことで有名です。

お財布に優しく、気軽に入れるコーヒーショップは現在でも人気ですが、もともとコーヒーを飲む習慣が根付いているカナダで、高品質のスペシャルティコーヒーが広まるのにあまり時間は掛かりませんでした。

トロントのコーヒー文化を代表する存在に

【カナダ・トロント発】数々の賞に輝くコーヒーロースター『PILOT COFFEE ROASTERS(パイロット・コーヒーロースターズ)』
(画像=Cafendより引用)

2009年、Te Aro(パイロット・コーヒーロースターズの前身)は、トロントにスペシャルティコーヒーを紹介することを目的に、レスリービル地区に最初の焙煎所を構えました。新進気鋭のこのコーヒーロースターは、新しくカフェを開こうと計画している人たちにコーヒーや機器の提供はもちろん、トレーニングなどの技術的なサポートやコンサルティングサービスを行います。

創業当初、トロントには、本当においしいコーヒーを知る人はほとんどいなかったといいます。ダイレクトトレードやコーヒー豆の品質、抽出方法などに関心を払う人はいませんでした。しかし、まもなくしてサードウェーブコーヒーの波がカナダにも到来したおかげで、スペシャルティコーヒーが世間の注目を集めるようになります。

カナダのコーヒー業界に新風を吹き込んだパイロット・コーヒーロースターズの事業は順調に成長し、2011年にはオシングトン地区に2店舗目をオープン。また、2013年にはロースタリー事業を現在の本社がある場所に移動させ、「パイロット・コーヒーロースターズ」に社名を変更します。こうして現在、トロントに8店舗、オークビルに1店舗を構えるまでに成長したパイロット・コーヒーロースターズは、トロントを代表するこだわりのコーヒーロースターに成長しました。

数々の賞を受賞

【カナダ・トロント発】数々の賞に輝くコーヒーロースター『PILOT COFFEE ROASTERS(パイロット・コーヒーロースターズ)』
(画像=Cafendより引用)

スペシャルティコーヒーへの並々ならぬ情熱に動かされて発展し続けたパイロット・コーヒーロースターズは、カナダでもっとも急成長した企業を認定する「GROWTH 500」にリスト入りを果たします。

2019年には、カナダでもっとも長い歴史を持つインテリアデザイン誌「CANADIAN INTERIORS」のベストオフィス賞を受賞。さらに、2019年と2020年には、従業員にとって働きやすい環境を提供している優れた企業を認定する「GREAT PLACE TO WORK-CERTIFIED™」のベストワークプレイスに選定されました。

また、パイロット・コーヒーロースターズは、コーヒー業界誌「Roast Magazine」により、2014年の「Micro Roaster of the Year」に選ばれました。「Roast Magazine」が世界のトップロースターに贈るこの賞は、コーヒーの品質は当然のことながら、企業の行動指針や従業員への対応、コーヒー業界へのコミットメントなどが総合的に採点され、もっとも多くのポイントを獲得したコーヒーロースターに与えられるものです。

ほかにも、優れたインハウスデザイナーに与えられる「RGD IN-HOUSE DESIGN AWARDS」では、2019年と2021年の2年続けてパッケージ部門の功労賞を受賞。以前はデザインラボ・ショーケースとして知られていた、スペシャルティコーヒーの優れたデザインを紹介する「SCA – DESIGN IN COFFEE AWARDS」では、2019年と2021年にベストパッケージ部門ファイナリストに選ばれました。

パイロット・コーヒーロースターズの魅力的なコーヒーバッグパッケージは、環境配慮型と呼ばれるエコ・パッケージです。植物由来のBiotrē™2.0素材を使用したパッケージは、普通のパッケージよりも温室効果ガスの排出量が大幅に低く、堆肥化が可能。廃棄する場合、カナダの一般家庭で使用されているコンポスターであれば、12週間以内にパッケージの60%ほどが分解されるので、環境への影響もより少なくなります。

『PILOT COFFEE ROASTERS(パイロット・コーヒーロースターズ)』のコーヒー

【カナダ・トロント発】数々の賞に輝くコーヒーロースター『PILOT COFFEE ROASTERS(パイロット・コーヒーロースターズ)』
(画像=Cafendより引用)

パイロット・コーヒーロースターズのコーヒーは、グアテマラ、コロンビア、コスタリカ、エルサルバドルなど南米のコーヒーを多く取り扱っているのが特徴です。季節ごとに最高の出来のコーヒー豆を調達するパイロット・コーヒーロースターズですが、ここではその中からいくつかおすすめのスペシャルティコーヒーをご紹介します。

エスプレッソにおすすめの「SUMAVA TERESA (スマバ・テレサ)」

【カナダ・トロント発】数々の賞に輝くコーヒーロースター『PILOT COFFEE ROASTERS(パイロット・コーヒーロースターズ)』
(画像=Cafendより引用)

火山性の豊かな土壌や気候など、世界でも有数のコーヒー栽培条件を備えているコスタリカ。コスタリカで収穫されたコーヒー豆を使用したスマバ・テレサは、爽やかな軽い酸味と甘みを持つコーヒーで、エスプレッソに最適です。

首都サン・ホセ州南部ドタ市に位置する標高2,000mの高地「サンタテレサ」農園のロジャー・イダルゴ氏と、「スマバ・デ・ルーデス」農園のフランシスコ・メナ氏により、丹精込めて栽培されたコーヒーをブレンド。アーモンド、クッキー&クリームの香ばしく甘やかな風味とバターのようなコクが特徴となっています。

洗練されたおいしさの「SERTÃOZINHO(セルトンジーニョ)」

【カナダ・トロント発】数々の賞に輝くコーヒーロースター『PILOT COFFEE ROASTERS(パイロット・コーヒーロースターズ)』
(画像=Cafendより引用)

ブラジル・ミナス・ジェライス州の山間部にある「セルトンジーニョ」農園は、70年以上の歴史を持つ家族経営の農家でパイロット・コーヒーロースターズと長年良い関係を築いてきました。ミナス・ジェライス州ではほとんどが小規模農家ですが、2011年には高品質のコーヒーを生産する地域として地理的表示保護制度に登録されました。

パイロット・コーヒーロースターズのセルトンジーニョは、コーヒー生産者のホセ・レナト・ゴンサルヴェス・ディアス氏によって、地域の植生を保護しつつ有機肥料と堆肥を使って栽培されたアラビカ種のカトゥアイを使用。こちらのコーヒーはキャラメル、ネクタリンの風味が特徴で、酸味とコクのバランスが良い洗練されたカップに仕上がっています。