マーベルの人気作品「スパイダーマン」、シリーズがたくさんあり、どれからみたら良いか分からないという方たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?今回はそんなマーベルのスパイダーマン映画の見る順番と各作品をご紹介します!ぜひチェックしてくださいね!

スパイダーマンの映画はどれから見るべき?

マーベルコミックから出版されたアメコミ「スパイダーマン」。今や知らない人はいないくらいのスーパーヒーローですよね。NYで祖父母に育てられた高校生のピーターがスパイダーマンとなって悪役から街を守る物語です。

テレビドラマやアニメもありますが、これまでに8作品の映画が公開されています。それぞれシリーズとなっていたり、マーベルコミックの他の作品と繋がっていたりします。

そのため、見る順番を間違えたらネタバレしちゃった!なんでこうなっているの?なんてこともあるのでみる順番には気をつけてくださいね。

リブートとは何?

リブートとは、核となる要素やコンセプトを整理することによって、シリーズを一からやり直すことを意味しています。前回の作品とは異なる解釈、少し違う内容になっているケースが多いです。コンピューター用語のリブート(再起動)という意味から派生しています。

スパイダーマンのすべてはつながってない…!

スパイダーマンは映画で8作品ありますが、全てつながっている訳ではありません。大きく分けると下記の3シリーズになります。

  • 「スパイダーマン」シリーズ 2002年〜2007年
  • 「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ 2012年、2014年
  • 「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」シリーズ 2016年〜

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズとは?

マーベル・コミックを原作としたスーパーヒーロの実写映画化作品を、同一の世界観としてクロスオーバーさせたシリーズです。

マーベル・コミックにはアイアンマンやハルク、キャプテン・アメリカなどスーパーヒーローがたくさんいるのですが、それぞれを別世界ではなく、同じ世界に存在するヒーローとして作品を制作しています。

このマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズは2008年公開の「アイアンマン」から始まります。興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。

スパイダーマンシリーズの見る順番は公開順がおすすめ!

それでは早速スパイダーマン作品についてチェックしていきましょう!それぞれのスパイダーマンシリーズに繋がりはないので、見る順番は公開順がおすすめですよ。

①『スパイダーマン』(2002)

今だに根強い人気を誇るサム・ライミ版3作品です。両親を早くに亡くし、伯父夫妻に育てられたピーター・パーカー。見学にきた研究所で特殊なクモに刺され、超人的な能力を得ます。

育ての父親であるベン伯父さんがピーターが見逃した強盗に殺され、ピーターはヒーローとして生きていくことを決意します。ベン伯父さんの「大いなる力には、大いなる責任が伴う」は映画でも有名なセリフです。

②『スパイダーマン2』(2004)

前作から2年後のストーリーです。ピーターは大学生になり、写真を新聞社に売り込みながら大学生活を送っていましたが、想い人のMJとは少しずつ距離ができていました。親友のハリーは父親の仇であるスパイダーマンへの復讐心に囚われていました。

そんな時、ハリーの会社の研究者Dr.オクタビアスが事故で怪人になってしまい、スパイダーマンの前に立ちはだかります。

人気キャラクター、ドクターオクトパスが登場してくる作品です!またピーターとMJ、親友ハリーとの複雑な人間関係に悩みが増していくピーターですが、ヒーローとしてのあるべき姿にも葛藤をします。

③『スパイダーマン3』(2007)

サム・ライミ版の最終作です。スパイダーマンとしてNY市民から絶大な人気を得て、恋人MJとの仲も順調なところ親友のハリーから急襲をうけます。

また、同じ頃警察に追われていたフリント・マルコが逃げ込んだ研究室の実験に巻き込まれ、体が砂で構成される「サンドマン」と化してしまいます。そしてピーターの同僚のカメラマン、エディはピーターへの嫉妬から「ヴェノム」になります。

一方サンドマンが殺された伯父の仇と知ったピーターは、謎の黒い生命体「シンビオート」に寄生され、今まで以上にパワーを持った「ブラック・スパイダーマン」になってしまいます。

④『アメイジング・スパイダーマン』(2012)

サム・ライミ版の次に制作されたのは「(500)日のサマー」のマーク・ウェブ監督、「ソーシャル・ネットワーク」出演のアンドリュー・ガーフィールド主演によるリブート版です。

幼い頃に両親が失踪し、叔父のベンと叔母のメイの元で育てられた内気な高校生、ピーター・パーカーは同級生のグウェン・ステイシーに憧れを抱く日々を過ごしていました。

ある日、父のカバンを見つけたピーターは父の知り合いであるコナーズ博士を訪ねます。そこで遺伝子実験中の蜘蛛に噛まれたピーターは超人的なパワーやスピードを身に付けることになります。

叔父のベンと口論になった日、家を飛び出したピーターを追いかけたベンは強盗に殺されてしまいます。叔父を殺害した犯人を捕まえようとピーターはスパイダーマンになります。

⑤『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)

アメイジング・スパイダーマンの続編で最終作になります。

前作でグウェンと恋人関係になり、スパイダーマンとしてNYを守るピーターの前に親友のハリーが10年ぶりに現れます。

ハリーが不治の病でスパイダーマンの血を欲しがっていると知ったピーターは、スパイダーマンとしてハリーの前に登場しますが、輸血の危険性を心配し血液の提供を断ります。

一方、ハリーの会社であるオズコープ社で働く電気技師のマックス・ディロンは事故から電気人間になりタイムズスクエアで暴走してしまいます。憧れだったスパイダーマンによって暴走を止められた彼は、スパイダーマンに恨みを抱くようになります。

⑥『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)

今までの映画シリーズとは異なり、様々な「マーベル・コミック」作品とクロスオーバーした新シリーズです。マーベル・シネマティック・ユニバース作品に属しています。ですので本作の前に「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」を観てからの方がストーリーが理解しやすいですよ。

NYに暮らす高校生ピーター・パーカーはアイアンマンのトニー・スタークに見込まれ、彼が開発した特製スーツを着てスパイダーマンとして活動することになります。

アベンジャーズに入ることに憧れているピーターはいいところを見せようと無茶な戦いをして命を落としかけ、トニーからスーツを没収されてしまいます。

⑦『スパイダーマン:スパイダーバース』(2018)

こちらはスパイダーマンの映画としては初のCGアニメ版で、第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞作です。

初代スパイダーマンのピーター・パーカーの訃報に悲しみにくれるNY。ひょんな事から突然変異した蜘蛛に噛まれスパイダーマンの力を得たマイルス・モラレスは初代スパイダーマンの跡をつぎ、新生スパイダーマンとして戦うことを誓います。

様々な次元のスパイダーマンが登場したり、コミックがそのまま動いているかのような映像表現が話題になり、全世界興行収入は3億ドルを突破しました。2022年アメリカで続編公開が決定しました。

⑧『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)

MCUシリーズの作品で、スパイダーマンの映画としては7作目にあたります。MCUの前作から続いているので、本作を観る前に「アベンジャーズ・エンドゲーム」を観るのがおすすめですよ。

前作で壮絶な戦いを経て、あまりにも大きな喪失感に苛まれながらもスパイダーマンとしてNYを守るピーター。心身ともに疲れ果てたピーターは学校の仲間とヨーロッパ旅行を計画します。

そこに現れたニック・フィーリーに捕まってしまい、ヨーロッパで発生している自然災害の原因を調査するように指示されます。

気にせず旅行をしようするとピーターですが、自身も自然災害に巻き込まれ、渋々調査をすることになります。新キャラクターであるミステリオが登場し、物語は新たな局面をむかえます。