連続ドラマ『六本木クラス』(木曜夜9時・テレビ朝日系)が始まった。2022年7月7日の1話終了後から、いろいろな角度から原作である韓国版『梨泰院クラス』との比較が語られている。

日本版『六本木クラス』の注目ポイント!『梨泰院クラス』好きならテンション上がる
(画像=『女子SPA!』より引用)

©Kwang jin /tv asahi(以下、同じ)

 1話を見た視聴者からは、「新と激しく対立する長屋ホールディングスの会長・長屋茂を演じる香川照之が『土下座して謝れ』ばかり言うので『半沢直樹』での土下座シーンが強烈すぎた大和田常務と重なりすぎる(笑)」などなど、いろいろとツッコミも聞こえてくる。

 そこで今回は、韓国エンタメニュースサイト「KpopStarz」編集長である筆者が、原作『梨泰院クラス』ファンであればぜひ注目してほしい『六本木クラス』のシーンを紹介する。

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『梨泰院クラス』挿入歌の日本語カバーに度肝を抜かれた!

日本版『六本木クラス』の注目ポイント!『梨泰院クラス』好きならテンション上がる
(画像=『女子SPA!』より引用)

まずは音楽。この物語を語る上で音楽は重要な要素の一つだ。韓国ドラマは、連続ドラマの放送中に、10曲以上のOST(オリジナルサウンドトラック)が公開されるのが普通のことで、ドラマと並行してOSTの音源も話題になる。K-POPアイドルグループの歌を得意とするメンバーがOSTに参加することも多く、ドラマを見ながら流れてくる劇中歌も聴き逃せない。

『六本木クラス』は1話オープニングですぐに、聴きなれたビートが……。「え、まさかの日本語カバー曲!? 嬉しい!」と狂喜した人も多いはず。Gahoが歌う「はじまり/START」の日本語カバー曲「Start Over」を歌うのは日本の3人組音楽グループ・THE BEAT GARDENだ。

 韓国版『梨泰院クラス』でパク・セロイたちが奮い立つ大事なシーンで節目節目流れるこの曲を『六本木クラス』でも聴けるなんて! 選曲に制作陣の気合を感じました! が、物語では香川照之演じる長屋茂が「信念や気合などと言う言葉は利益を生まない」(原作版も同じセリフ)と言うシーンがあり、日本で『六本木クラス』を制作するチームからも新と同様、長屋というキャラクターに刃向かっていくような気概を感じた。

平手友梨奈の英語セリフに“世界進出”を予感

日本版『六本木クラス』の注目ポイント!『梨泰院クラス』好きならテンション上がる
(画像=『女子SPA!』より引用)

ファーストシーンは、平手友梨奈演じるIQ162の麻宮葵がクラブで友達と英語で会話するシーンだった。画面には日本語の字幕テロップが出る。

 この雰囲気は、韓国ドラマを見慣れている視聴者層へ、“字幕の既視感”で軽く挨拶という感じだろうか。だが、ここで葵がしゃべっていた言語が韓国語ではなく英語だったことは意外だった。

『六本木クラス』からさらに世界発信を狙っているような意気込みを感じる。