広末涼子が醸し出す『プラダを着た悪魔』エッセンス
また、アン・ハサウェイつながりになるが、本作には『プラダを着た悪魔』のエッセンスも感じた。というのも、早智を演じる広末涼子はとにかく怖い。
「『プラダを着た悪魔 (特別編)』DVD」(20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン)
佐奈に対してまばたきを一切せずに瞳孔をギンギンに開きながら、「自分の生い立ちを売りにして、周囲から同情を買っているわね」「これまであなたが雑誌の取材を受けていることや、世間からの注目を保てていること。それは貧乏で、母子家庭で、不登校で可哀想な女の子が一躍CEOになったから。そのストーリー性以外何もない」と追い込むシーンは強烈。
『プラダを着た悪魔』のカリスマ“悪魔”編集長であるミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)を彷彿とさせる圧倒的な威圧感であり、西島だけではなく広末の演技からも目が離せない。
注目すべき要素が多い本作がどう展開していくのか、楽しみにしたい。
<文/高萩陽平> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 高萩陽平 恋愛系のメディアで多数執筆。10年前からmixiやスカイプちゃんねるなどでネットナンパに没頭。数年前からマッチングアプリに参戦して結果を出し続けている。元アイドル、100キロ越えのふくよかさんなど、多種多様な女性との交際歴を持つ。
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